外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

白澤教授も 「白米中毒」 と言い始めた

2014-12-14 18:11:41 | 【 転ばぬ先の杖 】
Nurse-Haruさん、ご紹介の記事を転載させて戴きます。

いやぁ、白澤先生まで こんな活動を開始されていたのですねぇ~。

ビックリです!!!


さらに 抗糖化
 まで踏み込まれれば

完璧なんですがねぇ・・・。


以下、転載です。

http://www.functionaldiet.org/closeup/closeup_shira02.html








理事長編

白澤卓二

JFDA理事長(順天堂大学教授)

『白米中毒』――日本人は自覚なきまま、中毒患者となっていた!? 白澤卓二教授は、なぜ日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)を設立したのか? をめぐる2回め、中編は、20世紀の常識を覆す、21世紀の最新医学に基づく白澤理論をご紹介します。

白澤教授はなぜ「ケト検」を始めたのか?(中編)

穀物で脳がおかしくなっている!

「ひとつの例を言いましょう。もうすぐ出るこの本『グレイン ブレイン』(『Grain Brain: The Surprising Truth about Wheat, Carbs, and Sugar--Your Brain's Silent Killers』)の著者は『機能性医学会』の重鎮です。デイヴィッド・パールムッター David Perlmutterという人ですが、この本で彼は脳のいろいろな病気は穀物を食べているからだ、というわけです。

だから穀物を食べなければ治る。これが原因治療です。ようするに小麦=パンで脳がおかしくなっているんだから、小麦を食べなきゃいい、そういう話。いまの治療医学は小麦を食べ続けて、頭痛薬を飲めばいいんだという考え方。わかるでしょ」

製薬会社の陰謀(!?)ですね。「脳のいろいろな病気」というのは具体的にどういう病気ですか?

「アルツハイマーもそうだし、脳というのはいろいろな影響を及ぼしているので、たくさんの病気にまたがっているんです。わかりやすく言えば、『小麦病』。原因を病名にするのは非常にわかりやすい。

僕は僕で、そういう名前をつけてますよ。
『白米中毒』ちょうだい」

『白米中毒』!? 研究室にいた秘書の方が、「はい」と返事して、白澤教授の著書棚から1冊出してくれました。『白米中毒』とは、2013年にアスペクトから上梓した本のタイトルでした。

「こういう、わかりやすい名前を付けた方がいい。『白米中毒』になっているんだから、白米をやめれば治るということです」

『白米中毒』って、画期的だと思うんですけれど、これはアルツハイマー病と同時に研究されていたんですか?

「まず、砂糖から始まったんです。諸悪の根源は砂糖だと僕は思った。それがこれ、『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』(ベスト新書)です。砂糖が体を老化させているから、砂糖をやめれば老化を制御できて、若々しくいられる。この考えは、アルツハイマー病の化学反応のスピードを抑えることによって発症年齢を抑えられる、という考えの延長上にあったわけ」

砂糖が原因だということはどうしてわかったんですか?

「老化をコントロールしている遺伝子の研究論文が2000年以降すごく出て来た。それで、砂糖が分解するとNADHという物質が細胞の中にできて、このNADHは長寿遺伝子を不活性化、スイッチをオフにするということがわかった。それ、遺伝子側から調べていったら、出て来たのが砂糖だった」

白澤先生は250冊ある著書からいくつかの本を取り出して並べました。それがここに紹介する5冊で、いわば白澤理論のコア理論と考えるべきでしょう。ケトジェニックダイエットのアドバイザー必読の書とも言えます。



日本ファンクショナルダイエット協会

アンチエイジングに関する白澤理論を概観するのに欠かせない5冊。2005年発行の『長寿と遺伝子』(日経BP社)から時計回りに、09年発行の『長寿遺伝子をオンにする生き方』(青春出版社)、12年発行の『「砂糖をやめれば10歳若返る!」(ベスト新書)ときて、13年2月発行の『白米中毒』(アスペクト)に至る。13年7月発行の『小麦は食べるな!』(日本文芸社)は翻訳。

白米との「離婚」に際しては「情けをかけるな」

かくしてアメリカの機能性医学学会と巡り合った白澤教授は、その理念に共感し、一般社団法人JFDA(日本ファンクショナルダイエット協会)を2013年9月に立ち上げます。キャッチフレーズは「食で日本を健康にします!」。ということは、日本はいま食で不健康なのでしょうか?

「そうです。中毒です。国民全体が中毒になっている」

でも、日本は世界最長寿の国です。

「それはたまたまそうなっているだけの話」

和食は健康的でバランスがよい、ということでユネスコの無形文化遺産になりました。

「それはなんと言うこともできます。まず、こう考えてみてください。日本人はお米イコール主食だと考えてますね。これがなかったら、食事が成り立たない。栄養学的にも重要だと思っている。

だけど、世界中に国が100以上あって、つまり100以上の食文化があって、お米が主食なんてことを言っているところはほとんどない。もしも栄養学的にお米が重要であれば、ほかの国の人たちは全部栄養不足で死んでなきゃいけない。じゃあ、お米は日本人の主食だ、ってなんだ? と僕は考えた。これはね、政治キャンペーンだったんだよ」

思わず絶句……! でも教授はシリアスです。

「もしも政治キャンペーンだったとすれば、それを国民に植え付けることによって儲かる人が考えたことだと思ったわけ。で、お米をつくっている人が儲かっただろうと思うんだよね。そういう人は自民党に票を入れた。だから自民党は安定政権だったんだ、と。

でも、もしもそれによって中毒になっているとしたら、罪な話です。自分たちが儲かるために国民を中毒にしていいのかという話。実際、中毒なんだよね。たとえば、東京駅のまわりにお店がいっぱいあるけど、ほとんど炭水化物です。お米からつくられたおせんべいとか、精製されたもので囲まれている……」

おいしいですよね。

「それが、中毒なんだって。いまの言葉が、もう、あなた、中毒ですね」

ははは(と笑ってごまかしました)。

「100人のうちの99人が『これ、美味しいよね』と言ったら、それは『美味しい』ということになります。昔は日本人の男性のほとんどがタバコを吸って、『これ、美味しいね』と言っていました。中毒って、そういうものです。アヘンをバーンと入れられて、『これ、いいね』と国民が中毒にさせられていたのがアヘン戦争でしょ」

だからといって「白米をやめろ」とはなんともラディカル、過激に思えます。稲作を営んで来た日本列島の住民にとって、かれこそ激烈な革命家というべきであろう。と司馬遼太郎なら書いたかもしれません。

「まずこの日本を解毒することが大事だよね、麻薬漬けになっているから」

『白米中毒』による一番悪いことはなんですか?

「糖質過多によって、糖尿病とかメタボになって、心筋梗塞、脳卒中……、あとがんになって死んでますよね、日本人」

全部、『白米中毒』のせいだった……!?

「白米をやめれば、死亡率がガーンと下がります。それと、みんな寝たきりになっている。老人病院にいくと、みんなベッドに横たわって、認知機能を失って、点滴を受けているだけです。『小麦は食べるな!』(日本文芸社)の著者のウイリアム・デイビス先生が、こう言っています(次の段落を朗読する)。

 ――小麦という不誠実で暴力的なパートナーとの「離婚」に際して、私のアドバイスは「情けをかけるな」、きっぱり決別する以外に道はない――。

白米も同じこと(ちなみに玄米は許されます)。ケトジェニックダイエットは単なる減量法ではない。長寿遺伝子のスイッチがオンになる、病気の有力な予防法であり、だからこそ白澤教授は「ケト検」を通して広めたいのです。

「炭水化物をやめてケトジェニック状態になった人は、白米を食べなくなります。そうすると、『なんであんな風に考えていたのか』と、みんな思うんです。『ケト検』の人は、白米を食べている人は中毒患者に見えてくる。タバコを吸っていた人が、やめるとタバコの煙が気になって耐えられないのと似たものがあります」

私たちは『白米中毒』に冒されていたのです!


日本ファンクショナルダイエット協会


白澤卓二

JFDA理事長/順天堂大学大学院
医学研究科 加齢制御医学講座 教授

1958年、神奈川県生まれ。1990年千葉大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所を経て、2007年より順天堂大学教授となる。専門は、寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。日本抗加齢医学会理事ほか、所属学会多数。著書は250冊を数える。