外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

第7回糖化ストレス研究会 講演会 のお知らせ

2014-09-07 20:14:35 | ひとりごと 学会
2011年10月27日に開催されたのが第1回目でした。

これには小生も駆け付けたものでした。

第1回糖化ストレス研究会講演会 東京で開催
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/30fca059f4c5b2fb0ba3c9f600b828d9



そこでのいくつかの講演は、拙ブログにても紹介掲載致しました。


 エラスチン糖化とコラーゲン糖化
 http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/b75cc457202f479cc2bc8ae4f4b2764c



 多嚢胞性卵巣症候群は高頻度の不妊原因 AGEも関与
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/cc08ef8d382e1a9c4919eb37456d2f73



 乳酸菌飲料の驚くべき真実!
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/3eb39c1f2442f97af44caa296e452430




なかでも驚いたのは3番目の乳酸菌飲料の驚くべき真実!でして、

すでに記載のとおり、会終了後直ぐにお袋に電話したものでした(大汗)。


さまざまな事情により東京まで出張ることは不可能となり幾年、

今年は10月18日に、第7回が開催されるとのこと。

その内容は以下のパンフレットとおりでございます。





サブタイトルが

 ~老化と糖化ストレス~

ということで、


糖化ストレスを軽減することが老化を遠ざけるという事かな?


しかしながらそんなことは、ずっと以前に

現在最高齢の現役医師・聖路加国際病院理事長・名誉院長の

日野原重明先生が敬愛して止まない

アメリカの内科医ウィリアム・オスラー博士

『人は血管とともに老いる』という

有名な言葉で、すでに明らかにされている事実なのです。

 
 食後高血糖が血管内皮細胞を傷害する事実!
 
 高血糖状態でAGEs(最終糖化産物)が増加する事実!

 増加したAGEsが肌・骨・血管・神経に悪影響を及ぼす事実!

 アルツハイマー病の脳ではAGEsが3倍も蓄積している事実!


などなど・・・・・


ご存知の方々には、今さらながらの事でしかないでしょうけれど

これまで知らなかった方々には、

もしかして 驚きの事実 でしょうか?!


最近では、変形性関節症や骨粗鬆症さえもが

AGEsの増加が原因であろうというのです。

骨粗鬆症に関しては随分前から判っていたのですよ。

2010-12-24 23:40:34のエントリー

糖化による疾患と抗糖化食品・素材 まもなく
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/a6678ca07ff5c051311f2a63b8f30c45


を、お読みになって下さい。


とにかくです。

あなたは、ご自分の体の中で

AGEs という悪玉物質

増やす食生活を、これまで通り お続けになりますか?


って話なのでした。


さて

1986年に小生が医大卒業旅行でヨーロッパ滞在中に

発生した事故の影響なんて、現地ではいまだに継続中でしてね、

現在までに何が疾患として増加したと重要視されているか

ご存知でしょうか?


 1.糖尿病

 2.心・血管障害(含む脳血管障害)

 3.免疫低下症状

 4.先天性奇形


実は、こういった序列なのですねぇ。


ガンや白血病なんて、突然に増加するわけではないのです。


どうですか? 4.以外は

一瞥して、ただ、自分の生活習慣が悪かったから

発生したかもしれないな・・・なんて、思ってしまいませんか?


「低線量被爆」という困難な状況に関して

我が国の住人は「食料品」を介して日々、半端なく

直面しているという状況を

どうかシッカリ直視して下さいませんか?


疑問点は ぜひ 「コメント」にてお尋ね下さい。

糖化ストレスと美容

2014-06-07 23:48:08 | ひとりごと 学会
第14回日本抗加齢医学会総会が昨日から大阪で開催されている。





昨日の シンポジウム2 美容におけるファンクショナルフードの評価 において

標題の 糖化ストレスと美容  が発表された。


演者は、これまで抗糖化ドクターズサプリの学会発表での共同演者であり

今は同志社大学大学院生命医科学研究科アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター

に席を置かれているの八木雅之先生。


講演が始まって何枚目かの、抗糖化製品を示すスライドの一番下の列・右から3番目に

抗糖化ドクターズサプリが示されてあり、ちょっと感激(なんかミーハーやなぁ・・・)。


糖化による生体へのダメージを、糖化ストレスと呼ぶのだけれど

糖化ストレス への対策とは以下の3つだとのこと。


 1.上げ過ぎない

  食後高血糖を抑え、AGEsの生成を防ぐ

 2.作らせない

  糖化反応を抑制してAGEsを作らせない

 3.溜めない

  できてしまったAGEsを分解・排泄する
  ターンオーバーを遅らせないようにしてAGEsの蓄積を防ぐ




    ↑
 クリックで拡大します


今更ですが、抗糖化ドクターズサプリは 2.作らせない です。


また、1.上げ過ぎない には何と言っても糖質制限


なので本日のクリニカルワークショップ2では、食事は糖質制限?、カロリー制限?と題して


糖質制限食の基礎理論・有効性と安全性と題した江部康二先生をはじめ

糖質制限食と魅力的な運動療法によるメタボ・ロコモ対策の実践

プライマリ・ケアの現場で生かす糖質制限、カロリー制限

カロリー制限の特徴と今後の活用

といった講演が行われたのであった。

(小生は外来と当直のため本日は参加できず非常に残念無念。明日は行きますぞ!)



抗糖化サプリ・データ発表、第5回GUNTM国際シンポジウムにて

2013-11-15 22:17:39 | ひとりごと 学会
明日から2日間にわたって京都・洛西で開催される

第5回GUNTM国際シンポジウムにて

抗糖化ドクターズ・サプリメントは漢方薬との観点から

その臨床データをポスター発表いたします。













To Be Continued Later
           at the Poster Session



第5回GUNTM国際シンポジウム

 GUNTMとは、
 Global University Network of Traditional Medicineの略で、
 伝統医療の普及・発展と国際的な学術交流を目的に、
 アジア・オセアニア圏の7つの大学が中心に、
 2009年5月に発足した大学間のネットワークのことです。
 今年で5回目となりますが、各大学が持ち回りでホスト校を務め、
 毎年テーマを決めた学術会議を開催しています。
 これまでは加盟校の関係者だけの会議がメインでしたが、
 今年は明治国際医療大学がホスト校となり、
 『東アジアにおける伝統医学による予防・治療の有効性』
 という大会テーマのもとに
 一般参加も加えたオープンな形での
 国際シンポジウムを開催します。

 シンポジウムに加えて一般ポスター発表のセッションでは
 ポスター会場でのフリーディスカッションを通じて、
 海外の研究者との情報交換の場を設けています。
 

日本病態栄養学会 来年1・15のディベートプログラム

2011-12-02 21:26:10 | ひとりごと 学会
看護師haruさんから教えて頂いた

日本病態栄養学会のディーベート・プログラム。

来年1月15日に京都・宝ヶ池の国立京都国際会館で開催される。


いましがた同学会のHPで確認しましたら、


Debate 2 10:00~11:00
糖尿病治療に低炭水化物食は 是か?非か?

という江部先生の次のセッションは、


Debate 3 11:00~12:00
コレステロールの低下は 是か?非か?

と題して、大櫛陽一先生が登場するんですなぁ。


その他も、興味あるセッションがてんこ盛り!


問題は参加費15000円を、どう捻出するか? やなぁ^^;


  クリックで拡大します。
      ↓


エラスチン糖化とコラーゲン糖化

2011-11-01 11:30:51 | ひとりごと 学会
第1回糖化ストレス研究会 講演会 シンポジウム2。

 エラスチン糖化と日光弾力線維症

演者は、防衛医科大学皮膚科の多島新吾教授。

当日はエラスチン糖化だけでなく、

コラーゲン糖化についてもご講演されました。


まず、エラスチンの糖化について。


日光弾力線維症(Solar Elastosis)とは、

老人の日光暴露部位の皮膚に弾力線維(エラスティック・ファイバー)の

異常な凝集塊を認めるもので、「シワ」の原因とされるもの。


たとえば、弾力線維を黒紫色に染めるエラスチカ・ワンギーソン染色法で

若年者と老人の皮膚組織を染めてみると


  
  若年者(左)と老人(右)のエラスチカ・ワンギーソン染色


右の老人の皮膚組織では、真皮上~中層に弾力線維が著明に凝集していることがわかります。


その原因は、長期にわたる紫外線暴露による皮膚の老化と考えられます。


さらに、この異常な弾力線維を調べてみると、

AGEsの一種であるCML(CarboxyMethylLysine)

に対する抗体で陽性に染色されることから、

日光弾力線維症とは弾力線維(エラスティック・ファイバー)の糖化、

すなわち、CMLによるエラスチンの糖化

日光弾力線維症の病態に深く関わっていることがわかっています。



さて、一般にタンパク質がAGEsによって修飾される、つまり糖化が起こると

各種タンパク質分解酵素によって分解されにくくなることがわかっています。


皮膚の場合では、寿命のきた弾力線維(エラスチン)は

分解酵素であるエラスターゼによって分解されます。

ところが、糖化によってエラスチンが架橋を形成すると

エラスターゼで分解されにくくなってしまいます。

糖化したエラスチンが分解されずに真皮に沈着してしまうことが

どうやら日光弾力線維症や「シワ」の原因であるというのです。



次に、コラーゲンの糖化について。

穿孔性皮膚炎という疾患を取り上げられました。


変性した皮膚成分が表皮より排出される疾患なのですが、

その成分は糖化したコラーゲンです。

この疾患は、糖尿病もしくは糖尿病による慢性腎不全患者に多く認められます。


 



筆者も、このような皮疹を糖尿病患者さんしばしば目にします。


糖尿病や慢性腎不全の患者さんでは、強い掻痒感から

皮膚を激しく掻破してしまうことが度々起こります。

通常ならば表皮細胞と真皮内のコラーゲンは結合しないのですが

糖尿病や慢性腎不全の場合は、掻破によって表皮と真皮の間の基底膜が破壊され

その治癒過程でAGE化(糖化)したコラーゲンが表皮細胞と結合してしまいます。

AGE化コラーゲンは結合した表皮細胞の最終分化させ上昇させます。

このとき発現するMMP-9(マトリックスメタロプロテアーゼ-9)は基底膜を傷害し破壊。

さらにAGE化コラーゲンと表皮細胞の結合が促進されます。

これと同時に周囲のコラーゲンはMMP-9により分解され、周囲組織より離れ

表皮からの排出がいっそう促進することとなります。


これ以外にも、糖尿病や慢性腎不全の皮膚には

AGE化(糖化)された異常コラーゲンが存在しており

それら疾患での創傷治癒が遅延する原因となると考えられています。




多嚢胞性卵巣症候群は高頻度の不妊原因 AGEも関与

2011-10-31 11:26:40 | ひとりごと 学会
第1回糖化ストレス研究会 講演会 シンポジウム3。

高度生殖医療と終末糖化産物

演者は、ウィメンズクリニック神野 の 神野正雄 先生。


先生は、今年5月の第11回日本抗加齢医学会総会でも

 老化危険因子としてのAGEsおよびRAGE

というシンポジウムで、

 生殖医療と終末糖化産物 (AGE)

と題して、非常に興味深い話をしてくださった。


以前の記事に記載したとおりです。

    ↓ クリックで飛びます。
    ↓
不妊危険因子としてのAGEs


今回は、その詳細をお話してくださったもの。


そのなかで、言及されたのが「多嚢胞性卵巣症候群=PCOS」。


PolyCystic Ovary Syndrome (PCOS)は

加齢とともに増加する糖尿病類縁疾患であって、

高頻度の不妊原因として知られるものです。


そもそも不妊の代表的原因としては、

 卵巣機能異常

 卵管通過障害

 男性不妊

 着床障害

が知られているのですが

成熟した卵子が排卵されなくなる卵巣機能障害の原因は

AGEsではないか
、とは

5月の抗加齢医学会では「茶色の卵子」として言及されており

卵子を包む卵胞液中にAGEsが増加すると言う話。


さて、今回話されたことの要約を以下に記します。


体外受精などの生殖補助医療(ART)における

AGE蓄積と卵巣機能および継続妊娠の関連について。


生殖補助医療(ART)157例で、

採卵時に血液のTAGE、ペントシジン、CMLと、

卵胞液のTAGE、ペントシジン、CMLを測定し

さらに年齢、BMI、day-3-FSH、既往ART回数、

卵管因子、卵巣機能障害という合計12因子について

ARTの成績との関連を解析したところ

年齢、血清TAGE、卵胞液ペントシジンのみが

継続妊娠と有意に相関した。


ということで、

 高いAGE蓄積は、ARTにおける卵胞発育、受精、

 胚発育、妊娠成功を妨げるものだ


と、3000例近くのARTを行ってこられた

生殖補助医療の専門家である神野先生は結論されておられます。


そして、不妊治療を受けられる方々の健康の行く末は

よくよく注意しなければならない
とも。


なぜなら、

 PCOS(多嚢胞卵巣症候群)は糖尿病類縁疾患

 不妊原因の卵巣機能障害にAGEが一役かっている


わけですから、

当然、不妊治療を受ける方々は、将来、

糖尿病発症と高AGE蓄積のリスクが高いと考えられる
からです。



乳酸菌飲料の驚くべき真実!

2011-10-29 00:01:40 | ひとりごと 学会
第1回糖化ストレス研究会 講演会 シンポジウム4。

「生活習慣病におけるTAGE-RAGE系の関与と阻止」

演者は、金沢医科大学の竹内正義先生。



以下、特に興味をそそられた箇所を記しておきます。



果糖(フルクトース)が危険なのは、


   フルクトース

      ↓
 
   フルクトース・1リン酸

      ↓

   グリセルアルデヒド

      ↓

   Glycer AGE (TAGE)


という経路により、TAGE(Toxic AGEs)が生成されるからと。


TAGEについては、以下をクリックでどうぞ。
        ↓
 Involvement of the Toxic AGEs (TAGE)-RAGE System in the
 Pathogenesis of Diabetic Vascular Complications
 :A Novel Therapeutic Strategy



で、食後の高血糖はTAGEを介して酸化ストレスを亢進します。


2009年夏に、AHA(American Heart Association)は

 Dietary Sugars Intake and Cardiovascular Health
  : A Scientific Statement From the American Heart Association

           ↑
        (クリックでPDFを読めます)

において、

健康な生活の維持のために1日の砂糖摂取量を

 男性では 37.5g以下

 女性では 25.0g以下

に抑えるべきである というガイドラインを提示した



 この部分の原文を掲げておきましょう


 Most American women should eat or drink

 no more than 100 calories per day from added sugars,

 and most American men should eat or drink

 no more than 150 calories per day from added sugars.



女性では100 caloriesは4で割れば25.0gの砂糖に

男性では150 caloriesは同様に37.5gの砂糖になるわけです。

   

ところが困ったことに、日本国内で市販されている清涼飲料水のほとんどに

この基準を超える糖質が含有されていることが明らかとなった。



今や、幼稚園児や小学校低学年のうちから

野外で遊びまわることはほとんどせずに

ソファーに座って、手の届く範囲に

果糖液糖ブドウ糖のペットボトルと

糖質含有量の多いスナック菓子を何袋も置いて

テレビゲームに興じるというスタイルが定着しているようです。


小児2型糖尿病啓発ポスターがそれを良く示しています。

クリックで拡大自由な元画像が出ます。
      ↓
    




また、飲食品中には糖質のほかに、加熱調理により生成する

グルコース由来AGEsが多量に含まれていることも明らかになってきている。


とりわけ、乳酸菌飲料は、

その製造過程で多量のグルコース由来AGEsが生成される。


これらの乳酸菌飲料を正常ラットに経口投与すると

肝臓でRAGE遺伝子発現が増大し、グルコース由来AGEsとTAGEが

肝臓に蓄積することが確認されている


NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)でも同様の所見を示す。


ちなみに、それらの乳酸菌飲料は、

講演のスライドでは、次のように表示されておりました。


 ○ク○ト  ピ○ク○ 


(筆者の母親が、○ク○トを毎日届けてもらって摂取しておりますので、

 講演会終了後、すぐに電話して翌日より購入を止めさせました)




京都駅に帰り、嵯峨野線の電車に座ると

女性セブンの吊広告に 

『モナ「赤ちゃんが来ない」 多嚢胞性卵巣って?」

と書かれてあるのが飛び込んできました。


多嚢胞性卵巣症候群 は シンポジウム3で

ウィメンズクリニック神野の神野先生が話されたこと。

次回は、多嚢胞性卵巣症候群 = PCOSについて書きましょう。



第1回糖化ストレス研究会講演会 東京で開催

2011-10-27 23:31:32 | ひとりごと 学会
午前の田舎の診療所の外来を済ませ、

故郷での夜診と当直は交代してもらい

京都駅12:32発のぞみで行ってきました


 第1回糖化ストレス研究会 講演会


開会前、こんな感じ。





実質、80名ほどの参加があった様子。


懇親会にもチョッとだけ参加して、

糖質制限を実行しつつ、赤ワインを4杯もいただき

先ほど無事帰宅。


で、なにげに小腹が空くもんだから、

帰りに近所のスーパーでウィンナーを仕入れて

ただいま焼酎のお湯割りでやっております。

こんな時間なのに・・・。


ま、たまにはね。


で、講演会の内容ですが、

いやぁ、久留米大学の山岸先生は快活な方だわ。

AGEsの説明も、明瞭で素敵でした。


かなりインパクトを受けたのは、金沢医大の竹内先生。

食物中のAGEs、あんなのやこんなのに、そんなに含有?!

さっそく、おふくろに「もう止めとき!」と電話しました。


おまけに、昨日掲載の

 アメリカ的生き方の袋小路 『Globalization』より

に書いたのと同じことを発言されるのにもビックリ!


詳しくは、また次回掲載します。

今夜は、この辺で失礼をば。



不妊危険因子としてのAGEs

2011-05-29 21:28:54 | ひとりごと 学会

第11回日本抗加齢医学会総会は、雨の中に閉会を迎えた。


最終日の今朝9時から行われたのが

老化危険因子としてのAGEsおよびRAGE

というシンポジウム。


4名の演者のなかで、体外受精の専門家の先生は

生殖医療と終末糖化産物 (AGE)

と題して、非常に興味深い話をしてくださった。


かなり以前から、生殖医療の現場では

卵巣から採卵した卵子が「茶色」の場合は

人工授精させてもうまくいかないことが

経験的に知られていたという。


AGEsが「茶色褐色)」であることを知った時、

この先生 「茶色の卵子」はAGEsのせいだと閃いたと。


それ以来、卵胞液中のAGEs濃度と人工授精の成否

関連があることを調べてこられたという話。


ここから見えてくること・・・・・


 たとえば、2006年全出生児に占める

 生殖医療(ART)による出生児の割合は1.8%で

 55.4人に1人は生殖医療(ART)による出生となっている。


 妊娠例に占める生殖医療(ART)の割合が年々増加しつつある。


という事実も考慮するならば


妊娠適応年齢の女性におけるAGEsの蓄積は

もしかすると 深刻なのではないか?
 ということ。


年齢とともに高くなるのがAGEs蓄積であるところに

昨今の晩婚と高齢出産という傾向。


そういえば・・・

山瀬まみチャン も 皮膚AGEs蓄積高かった!

たしか 実年齢よりも25歳分余計にAGEsが溜まっていた!


だれか教えてあげて~ 抗糖化ドクターズ・サプリ!

(余計なお世話なら ゴメンナサイ です)


 関連記事 山瀬まみチャン 衝撃のAGE年齢
        http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/c953a070d87e8de618ca4b9ebd56b443




第11回日本抗加齢医学会総会 懇親会にて

2011-05-28 23:05:31 | ひとりごと 学会

雨の土曜日。

懇親会は京都国際会館の屋内でした。



同じ大学の出身の誼で

抗加齢医学会の理事長 吉川先生に訊ねてみました。



 「先生、糖化は今後、大きな流れになりますか?」


 「そうやなぁ、大きなテーマやなぁ。

  そやけど 最後は みな ラディカル* や。」

(*活性酸素のこと)


 「アッ はい。 わかりましたぁ。(汗)」



そんな会話の後に行われた余興は とても素敵なもので

   大きな歓声が上がりました。

            ↓



抗加齢医学会総会から1週間

2010-06-18 07:51:03 | ひとりごと 学会

第10回日本抗加齢医学会総会から、もう1週間が経過しました。


昨年の薬学会でのポスター発表の形式とは違い、

外科学会や消化器外科学会などと同様の発表形式のため

自分の発表以後は他会場のシンポジウム・セミナーなど

聴くことができ、非常に勉強になりました。


まぁ、実のところ、これまでの外科関連の学会では、

3日間もビッシリと会場に居たことなんてなかったです。

ところが、今回は全然違った。

というのも、興味のある話題があっちでもこっちでも。


もうひとつ驚いたことには、知り合いによく出会いました。


なんだか見覚えのある人だと思って近づいてみると

まぁ! 同じ医局の先輩で、数年前に開業されていたS先生。

アンチエイジング医療に関心が沸いてきての参加とのこと。



以前勤務していた病院の眼科のY先生にも出遭う。

もっとも、彼は、この学会の評議員になっているから、

見かけても不思議ではないのだが。



同級生で元来は整形外科医の女医S先生にもバッタリ出くわす。

彼女は美容皮膚科を開業して、PRP療法でなかなか有名。



そして、その昔、小児の扁桃摘出術を指導してくれた耳鼻科のN先生にも。

彼もすでに開業しているが、やはりアンチエイジングに目覚めてきたらしい。


この学会はとにかく参加者の幅が広い!

診療科を超えた知識を得ることができるのが、とても魅力だなぁ!