外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

蝋梅の種 蒔いてみよ~っと

2011-02-28 11:49:39 | ひとりごと 自然系

明日からはもう3月。

「2月は逃げる」とは、よく言ったもの。



ほんのりとした甘さを伴った香りに

思わず辺りを見回したのは

少し寒さが緩んだ2月最初の日曜日だった。



薄黄色の花を一杯につけた1本の木に目がとまる。


それは小学校の敷地の片隅で、

思いのままに枝を伸ばしていた。


あぁ、あれはロウバイじゃないか?

こんなに芳しい香りがするとは知らなかった。


近づいてみると、

独特の光沢を有する花弁をピンとさせ

まだ少し青さの足りない如月の青空を背に

八重の花々がみんな、こちらを見下ろしていた。


   
     
     2月6日                 亀岡市




さてさて、

なんとも不思議な偶然があるものよ。


今朝の朝日新聞の声欄に、

「私も蝋梅に魅了されて50年」

という78歳の方の投稿を見つけた。


なんでもこの方は、

50年前の声欄で「種差し上げます」と

書かれた方から戴いた種から育てたという。


けれども花を付けるまで7~8年かかるのだという。



昨日、手に入れた3個の種。

とりあえずは、鉢に蒔いてみるとしよう。


あの芳しい香りを是非とも

自身の還暦祝いに予約するとしよう。

そして、

遅いようでも決して違えることのない

自然の歩みの只中に

自らもまた存在する幸せと切なさをかみしめたい。


春 めぐる季節

2011-02-27 23:22:20 | ひとりごと 自然系

灼熱の昨夏。


思いもかけぬ大雪の今冬。



季節の振幅が大きければ大きいほど

時の移ろいの確かさを

ひしひしと感じずにはいられない。



 行く川のながれは絶えずして、

 しかも本の水にあらず。




方丈記が記すところの『無常観』は

真実の1つの『相』を言い得て見事である。




春の気配に誘われて近くの野辺に出てみると

土手の野焼きが行われた後であった。




   
   2011.2.26                              亀岡市



雲ひとつない澄み切った青空のもと

炭となった枯れ草と新たな緑は

絶えることない命の循環を思い起こさせる。




   
   2011.2.26                              亀岡市



足元に目を遣れば

零れ落ちた空の青さが

今年もまた 群れ咲いて

透 き と お る シ ア ワ セ を

心に湧き上がらせる。



オオイヌノフグリ とは

なんとも可笑しな名前。



   
   2011.2.26                              亀岡市




3週間まえには

芳しい香りで辺りを充たしていたロウバイは

もはや落花を待つばかり。


黒く枯れた塊は実。

ちぎってみるとパリパリと音をたて潰れる。

次代を担う黒光りした種がひとつ、入っていた。



   
   2011.2.26               亀岡市