外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

外科医減少じんわり、されど着実に進行中

2009-08-18 12:32:14 | ひとりごと 医療系


       


外科医がいなくなる? 過酷な勤務状況で若手の外科離れが進行

とのタイトルで、産経新聞が報じる外科医減少の記事が出ている。
                               ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000501-san-soci


筆者が当直する救急病院でも、大学の外科医局の若手が来ているのだが

機会があれば、彼らのボヤキをアップしてみるかな。


しかし、それらは今に始まったことではない。

以前に書いた 『今度は『外科崩壊』ですか

http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/a7745609b15fcb5766c7e3d5ed3d2ce3

も、参照してみて下さい。



当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。


AGEsと骨質劣化について

2009-08-12 02:31:52 | 骨粗鬆症と糖化
                 
                      YOMIURI ONLINEより転載


以前の記事「継続は力なり・・・もっと骨粗鬆症に注意を」も覗いてみて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/6e96e7e25c488252c7fbcec034aeacf6



加齢によって発生してくる厄介な状態に骨粗鬆症があります。

特に女性にとっては、閉経後の大きな問題として存在しています。

その指標としては「骨密度」=「骨量」を測定することが主流です。


しかし、2型糖尿病の患者では「骨密度」が増加しても骨折率が高いことが報告されています。

その原因として、「骨密度」以外の骨強度因子である「骨質」の劣化が指摘されています。


骨質研究会のメンバーで、コラーゲンの解析を専門とする東京慈恵会医科大学整形外科の

斎藤充講師によると、「骨質」劣化の起こる機序は次のようなものです。


まず、素材として骨の半分を占めているのはコラーゲンです。

これは鉄筋コンクリートの鉄筋に相当します。上の図を参照して下さい。

ここで「骨質」が良好であるか劣化しているかを規定する因子は、

コラーゲン自体の状態とコラーゲンの分子間に形成される架橋結合の状態なのです。


コラーゲンの分子間に形成される架橋は、

酵素反応を介して形成される善玉の生理的架橋と、

糖化や酸化により形成されるAGEsによる悪玉の架橋の2タイプに分類されます。


善玉の架橋は、健康な身体本来のものですから、

適度な弾力性を保ちながら骨を強くしています。

しかしAGEsによって形成された悪玉の架橋は、

弾力性に乏しく骨を陶器のように脆くしてしまいます。


糖尿病特有の環境は、健康な善玉の架橋を悪玉の架橋へと変化させ

「骨質」を劣化してしまいます。


「骨密度」が低下していなくても「骨質」が劣化していると、

骨が脆弱化してしまうということが明らかになってきたのです。

」だけではなく「」がより一層重要だというわけです。



AGEsの生成を低減させることが「転ばぬ先の杖」として重要であることは、

このテーマに関連する次の2つのサマリーからも理解されると思います。



▲糖尿病と骨疾患:Seminar
糖尿病での骨折率上昇
 ~その骨密度非依存性~
 近年の大規模臨床研究により1型および2型糖尿病のいずれにおいても骨折危険度が増加することが明らかとなった。1型糖尿病では骨密度の低下を背景にした骨折率増加と考えられるが,2型糖尿病では骨密度の低下を伴わない骨折率の増加,すなわち骨密度非依存性の骨折率増加が示され,糖尿病の病型により骨折を生じる病態が異なることが示唆される。2型糖尿病における骨密度非依存性骨折の増加には,転倒等の骨外因子に加え,骨質の劣化が寄与している可能性が考えられ,今後骨質に着目した研究の進歩が望まれる。
(山本昌弘・山口 徹・杉本利嗣 島根大学医学部内科学第一 1)(やまもと・まさひろ) 2)助教授(やまぐち・とおる) *3)教授(すぎもと・としつぐ))

▲糖尿病と骨疾患:Seminar
糖尿病での骨基質AGE化と骨減少症
 1型糖尿病で認められる骨減少症の病因における糖化最終産物(AGEs)の役割について,ヒト由来の初代培養骨芽細胞,破骨細胞様細胞および副甲状腺細胞を用いた知見を示した。AGEsは骨芽細胞の骨形成能を抑制するのみならず,低カルシウム(Ca)刺激に対する副甲状腺細胞からの副甲状腺ホルモン(PTH)分泌を抑制し,この機序には,AGEsによる時間依存性の細胞内Ca濃度上昇効果が関与した。また,AGEsはヒト骨芽細胞からのインターロイキン-6(IL-6)産生を促進し,ヒト破骨細胞様細胞形成を促進した。以上の知見から,AGEsは,糖尿病における骨減少症の病因の一つであると考えられる。
(山本威久 箕面市立病院小児科・部長(やまもと・たけひさ))



当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。


残念ですが、それも寿命のうちなんです

2009-08-07 17:35:31 | ひとりごと 医療系

昨日、点滴台・点滴セット・注射薬剤・内服薬剤の納入があった。

そういう物品が室内に置かれると、俄然、医院としての体裁は整ってくるものだ。


先週の木曜、胃癌術後の転移のある患者さんから

大阪まで点滴治療の往診依頼があった。

点滴の中身となる米国からの輸入薬剤は、すでに先週水曜に手に入れていたので、

土曜日に往診しますと、必要な機材を他から借りて準備万端、整えていた。


しかし、金曜の夕刻になって、突然キャンセルの連絡。


患者さんは現在、1ヶ月前からある種の免疫療法を受けている。

点滴治療の話を現在の主治医にしたところ、

  「併用するのは、勧められない」

と、言われたとのことであった。

  「併用したら、どちらの効果か判らなくなる」とも。



え~っと・・・・・・・・・・・。

申し訳ないが、最新の樹状細胞免疫療法を行っているところでも、

筆者が往診で行おうとした点滴は、併用して行われているのです。

抗癌剤や放射線療法など、どんな治療が行われていても、併用できるのです。


しかも、「どっちの効果か判らなくなる」 だと!


治療成績を気にするのは判らないわけではないが、

生きるか死ぬかが掛かっているのは、患者の方なんだけどね!

なんという患者思いの主治医なんでしょ!


データのために、患者の権利を制限するとは、大学の治験並みの愚劣さだ!



でも、こんなこと、患者さんの家族に言いませんでしたよ。


ただ、

  「そうですか、仕方ないですね。今の治療が上手くいくといいですね。」

とだけお伝えしました。


なぜって、結局今の主治医が併用を認めるはずがないからです。

他所では、併用してますよなどというのは、できない人には酷な話ですしね。



多くの癌の患者さんと関わって来ましたよ、これまで。

初期の免疫療法にも期待しました。

温熱療法 (ハイパーサーミア) も抗癌剤を併用しながら取り組みました。

漢方も、免疫の方面から期待できると、いろいろ処方しました。

もちろん、外科医だから手術は言うに及ばずですが。


まあ、入局同期の中では各種の療法に関する知識は誰にも負けない自負がある。


が、残念なことは世の中にいっぱい。


一般の方々が知りえないことは、この世界には山ほどある。


たとえば、肩書きが手術をする訳ではないとか・・・・・。


20年以上癌治療に関わってきて、しみじみ思う事は・・・・・・


  医者選びも寿命のうち

              ということ。



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梅雨明けの日に

2009-08-04 14:40:47 | ひとりごと 医療系

昨日、保健所の方が診療所開設届に基づいた現地確認に来られました。

事前に書類から解っているとはいえ実際に、その、こじんまりさを目の当たりにして、

その表情は強張っているようにも見受けられました。



それでも、医院としては何の落ち度もありませんから、

 「え~、それでは、本日は、開設届通りであることを確認しましたので。」

と、口上をお述べ下さったのでした。



いやあ、めでたし、めでたし



お帰りになられる時には、抜けたような青空が頭上に拡がっておりました。


 「これは、梅雨が明けましたかねぇ!?」と、筆者が問いかけると


 「そうかも知れませんねぇ」と、額の汗を拭いながら帰って行かれました。


近畿・東海が梅雨明けしていたことは、昨夜ニュースで知ったのでした。



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ハーブでエイジ若(わこ)なる

2009-08-03 00:59:30 | 抗糖化ドクターズ・サプリ

ほぼ1年前。昨年の8月15日に掲載したのが、

 抗糖化ドクターズ・サプリメント、いよいよ

という記事でしたが、その最後のところで

     これを、多少恥じらいつつも、ひと言で表現するならば・・・
       やはり、カンサイジンなので・・・・・
       ハーブDeAGEワコナル と、呼びたいと思います。

                             と書きました。


この名は、「抗糖化ドクターズ・サプリメント」の名称として使うつもりで、

他の事は何も考えず、ただただ関西のノリだけを意識して捻り出したものでした。

目指すは、小林製薬系のネーミング!


ところが、「ハーブ でエイジ わこなる」と読まれた場合に、

それが効能・効果を示唆することにならないか、との指摘を受けたのでした。


    し  しまった~~~~ぁ


あくまで、サプリメントだったのだ・・・・・

アミノグアニジンに勝るとも劣らないAGEs低減作用があっても、

サプリメントである以上は、効能・効果はご法度であった・・・・・



「抗糖化ドクターズ・サプリメント」の本質を、ズバリ言い得た表現。

しかも関西人の琴線に触れる名称は、もう他には考えられない・・・・・。

少なくとも、当時の筆者には、真剣にそう感じられたのでした。


だからといって、法律に抵触することは避けねばならぬ。


「抗糖化ドクターズ・サプリメント」には断腸の想いで、

別の名称を用いることとなったのでありました。




しか~~し

         ついに運命の時がやって参りました。


ハーブ DeAGE ワ コ ナ ル™ 医療用セット の予約開始とともに、

関西のノリ 復活をお知らせできることを大変嬉しく思います。



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