本当に「幸福」を実感するには、5つの要素が必要だという。
1.仕事に情熱を持って取り組んでいる
ここでいう「仕事」とは、生活費を稼ぐための仕事だけではなく
ボランティア活動・子育て・勉強などを含む、
“一日の大半の時間を費やしていること”のこと。
2.よい人間関係を築いている
強い信頼と愛情でつながっている人間関係を
持っているかどうかが重要な分かれ目。
3.経済的に安定している
収入を支える基盤が安定しているか?
資産を効果的に管理しているか?
4.心身ともに健康で活き活きしている
健康状態が良好かどうか?
日々やらなければならないこと、やりたいと思っていることを
成し遂げるのに十分な活力に満ちているかどうか?
5.地域社会に貢献している
住んでいる地域に深く根を下ろして、
つながっている感覚があるかどうか?
世界150カ国の調査では66%の人々が
5つのうち少なくとも1つでハイスコアを得ていたが、
5つ全部でハイスコアの人はわずか7%しかいなかったという。
これらは、
『幸福の習慣』トム・ラス/ジム・ハーター共著 森川里美訳
という、どうすれば幸福になれるのかを
アメリカの世論調査会社ギャラップ社の統計を基に
解き明かした本の内容。
「仕事での幸福」における不幸な出来事は
「長期にわたる失業」であり
配偶者を亡くしても数年後には回復するが、
長期失業はダメージがそれより大きいとのこと。
しかしながら、知り得るアメリカの現状は・・・・・
12月の非農業就業者数は20万人増加、失業率は8.5%に下落。
とはいうものの、これはほぼ「非正規」雇用。
つまり、クリスマス商戦などの年末特需で
何とかアルバイトの仕事を見つけた人が多かっただけであり、
1-3月には悪化することは必定なのだ。
しかも、長期期間失業者の現状は、
アメリカ労働省労働統計局(BLS)によれば
558万8千人が27週間以上失業しているという。
↓
Table A-12. Unemployed persons by duration of unemployment
http://www.bls.gov/news.release/empsit.t12.htm
すなわち、
600万人近い人が半年以上も仕事もなく苦労している状況は、
大統領選挙にも少なからぬ影響を与えるはずだ。
この本によれば、
これまで米国では、退職は65歳というのが平均的だというが、
一方では、
95歳まで長生きした人は平均80歳まで働いており、
そして彼らの実に93%は「仕事に満足していた」というのだ。
「満足して働ける仕事」を持っていることはなんと幸せなことか!
まったく話は変わるが、
生存本能は目先の欲望を優先させる とのことである。
現代には、今この瞬間の欲求を満たす選択肢があまりにもたくさんあるので、
将来のためになるような適切な長期的判断をするのが
むずかしくなってしまっているのです。
今すぐ得られる“ごほうび”に手が伸びるのは自然なこと。
短期的利益を優先する傾向は、生存本能に結びついているからです。
そのせいで、大人になっても子供のときと変わらず、
健康的に長生きしたいと願う自分より、
目の前の欲望を満たそうとする自分が勝ち、
脂肪たっぷりのデザートを食べてしまいます。
最後の部分は、
糖質たっぷりのデザート と訂正したいものだが・・・
実に、実情を活写しているではなかろうか!
2万3千人に買い物について質問しました。
「キャンディを定期的に買っている」と答えた人は、わずかに10%でした。
この質問のあと
「もし今、目の前に山盛りのキャンディを差し出されて
『どうぞ』と言われたら、あなたはそのキャンディを食べますか?」
と質問すると、
70%以上の方が、「食べると思う」と認めました。
同書 13頁 はじめに より
1.仕事に情熱を持って取り組んでいる
ここでいう「仕事」とは、生活費を稼ぐための仕事だけではなく
ボランティア活動・子育て・勉強などを含む、
“一日の大半の時間を費やしていること”のこと。
2.よい人間関係を築いている
強い信頼と愛情でつながっている人間関係を
持っているかどうかが重要な分かれ目。
3.経済的に安定している
収入を支える基盤が安定しているか?
資産を効果的に管理しているか?
4.心身ともに健康で活き活きしている
健康状態が良好かどうか?
日々やらなければならないこと、やりたいと思っていることを
成し遂げるのに十分な活力に満ちているかどうか?
5.地域社会に貢献している
住んでいる地域に深く根を下ろして、
つながっている感覚があるかどうか?
世界150カ国の調査では66%の人々が
5つのうち少なくとも1つでハイスコアを得ていたが、
5つ全部でハイスコアの人はわずか7%しかいなかったという。
これらは、
『幸福の習慣』トム・ラス/ジム・ハーター共著 森川里美訳
という、どうすれば幸福になれるのかを
アメリカの世論調査会社ギャラップ社の統計を基に
解き明かした本の内容。
「仕事での幸福」における不幸な出来事は
「長期にわたる失業」であり
配偶者を亡くしても数年後には回復するが、
長期失業はダメージがそれより大きいとのこと。
しかしながら、知り得るアメリカの現状は・・・・・
12月の非農業就業者数は20万人増加、失業率は8.5%に下落。
とはいうものの、これはほぼ「非正規」雇用。
つまり、クリスマス商戦などの年末特需で
何とかアルバイトの仕事を見つけた人が多かっただけであり、
1-3月には悪化することは必定なのだ。
しかも、長期期間失業者の現状は、
アメリカ労働省労働統計局(BLS)によれば
558万8千人が27週間以上失業しているという。
↓
Table A-12. Unemployed persons by duration of unemployment
http://www.bls.gov/news.release/empsit.t12.htm
すなわち、
600万人近い人が半年以上も仕事もなく苦労している状況は、
大統領選挙にも少なからぬ影響を与えるはずだ。
この本によれば、
これまで米国では、退職は65歳というのが平均的だというが、
一方では、
95歳まで長生きした人は平均80歳まで働いており、
そして彼らの実に93%は「仕事に満足していた」というのだ。
「満足して働ける仕事」を持っていることはなんと幸せなことか!
まったく話は変わるが、
生存本能は目先の欲望を優先させる とのことである。
現代には、今この瞬間の欲求を満たす選択肢があまりにもたくさんあるので、
将来のためになるような適切な長期的判断をするのが
むずかしくなってしまっているのです。
今すぐ得られる“ごほうび”に手が伸びるのは自然なこと。
短期的利益を優先する傾向は、生存本能に結びついているからです。
そのせいで、大人になっても子供のときと変わらず、
健康的に長生きしたいと願う自分より、
目の前の欲望を満たそうとする自分が勝ち、
脂肪たっぷりのデザートを食べてしまいます。
最後の部分は、
糖質たっぷりのデザート と訂正したいものだが・・・
実に、実情を活写しているではなかろうか!
2万3千人に買い物について質問しました。
「キャンディを定期的に買っている」と答えた人は、わずかに10%でした。
この質問のあと
「もし今、目の前に山盛りのキャンディを差し出されて
『どうぞ』と言われたら、あなたはそのキャンディを食べますか?」
と質問すると、
70%以上の方が、「食べると思う」と認めました。
同書 13頁 はじめに より