外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

秋恒例の京都の秋 音楽祭

2021-09-13 17:14:36 | ひとりごと 音楽
昨日、行って参りました。
第25回京都の秋 音楽祭

結構な入りでした。



プログラムは
すぎやまこういち:序奏MIYAKO
サン=サーンス:
 交響詩「オンファールの糸車」作品31
 チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33
 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」


 

パイプオルガンの響き と 哲学の道

2012-03-31 23:04:55 | ひとりごと 音楽
昨晩、和歌山で春一番を体験。

当直先の南向きの窓に吹付ける強風は、

しばしば建物全体まで揺らすように感じられ、

正直、かなり怖かった。


一夜明けて戻った亀岡で、正午までの外来を済ませ

大急ぎで向かった先は、京都コンサートホール。







生まれて初めての、パイプオルガンの生演奏。


J.S.バッハ、ブルーンス、フランク、そしてメシアン。


バッハ週間 in 京都 2012 の中のひとつとして

京都出身の新進オルガン演奏家・橋本淳氏の演奏だ。



ホールいっぱいに響き渡る生の音響は、鳥肌モノ。


演奏の様子がじっくり観客に見えるようにと

ステージ上で披露してくれたのは素敵な配慮だった。


四肢をフルに使っての演奏だということが飲み込めた。

下肢の動きは、まるでダンスを踊っているよう。

けっこうな運動量だ。



夢見心地に誘う空気の振動を生み出すパイプは、

なんと8千本ほどにもなるのだとは、

演奏の合間の奏者による説明。



生の演奏がこんなに凄いのなら、ぜひとも、

スヴェーリンクやブクステフーデを聴いてみたい!

と、思わずにはいられなかったのだが、

アンコールに演奏されたのはパッヘルベルのカノンであった。



会場を後にしたのは16時過ぎだったので、

ちょっと当てがあり哲学の道に足を運んだ。


季節が後戻りしたような寒風のなか、

少なからぬ観光客が見受けられたが、

道沿いの桜は、ほんのり薄紅を帯びているとはいえ

まだつぼみのまま。





そんななか、足早に目当ての場所に向かった。


つづく。



公園の手品師 なんだけど フランク永井さんではありません

2011-12-02 15:15:28 | ひとりごと 音楽
11月最後の日。

外来を済ませての帰り道に、ハラハラと散るイチョウを見つけました。



2011.11.30        京丹波町


でも、フラッシュをたいても写真では

次々に舞い散る様子が上手く写せなかったので

動画でも撮ってみました。


帰ってから再生して観ていると、

こんな歌を思い出したので、つい歌ってしまったのです・・・^^;


勇気のある方は、下の写真をクリックしてみますか・・・。




歌詞は以下のとおりです。

公園の手品師  宮川哲夫 作詞 吉田 正 作曲

鳩が翔び立つ 公園の
銀杏は手品師 老いたピエロ
薄れ陽に ほほえみながら
季節の歌を
ラララン ラララン ラララン
唄っているよ
貸してあげよか アコーディオン
銀杏は手品師 老いたピエロ


雲が流れる 公園の
銀杏は手品師 老いたピエロ
口上は いわないけれど
馴れた手付で
ラララン ラララン ラララン
カードをまくよ
秋が逝くんだ 冬が来る
銀杏は手品師 老いたピエロ


風が冷たい 公園の
銀杏は手品師 老いたピエロ
何も彼も 聞いていながら
知らん顔して
ラララン ラララン ラララン
すましているよ
呼んでおくれよ 幸福を
銀杏は手品師 老いたピエロ


ブラームス三昧の晩秋の一日、京都市交響楽団第552回定期演奏会

2011-11-19 23:50:06 | ひとりごと 音楽
なんとも考えさせる事態を味わった救急当直を

朝6時に脱出して、雨のなか、車を走らせ2時間半。


ホームグラウンドでも雨足は次第に強まっていたけれど

いつもどおりに9~12時までの外来は変わらず、

他の病院と同様、インフルエンザ予防接種は増加中。

しかし、今日だけは仕事が終われば

いつもにはない、特別の愉しみが待っていた。






京都市交響楽団の第552回定期演奏会。

演目は深まり行く秋にはピッタリの

ブラームスのピアノ協奏曲と第3番交響曲。


手近かにあったCDは

アシュケナージのコンチェルトと

交響曲3番は小澤征爾とスイトナー。

たしかワルターのもあったはずだが、手元になし・・。





とりあえず、

3日前の水曜日からこれだけは予習しておいた。


で、本番の今日。




座席は、ほぼ中央だったものの

悲しいことに直前の席の男性、この写真の右端に

僅かに頭が写っている方だが、長身の御仁であった。

つまり身体を左右どちらかに振らねば、舞台は頭で見えない状況・・・。


要するに、せっかくの演奏会なのだから、

視覚も大切なんだよねぇ、っていう話。


で、肝心の演奏。


ブラームスのピアノ協奏曲第2番は、

曲の始まりが、悠々たる主題をホルンが奏でるというもの。


以前の記事にも書いたことなのだが

(関心のある方は、昨年9月の記事 京都の秋 音楽祭 開幕でご確認下さい。)
                        ↑
                     クリックで飛びます。

京都市交響楽団のホルンには少々難があったので

心配していたのだけれど、今日は完璧な演奏!


しかもホルンに続くピアノには息を飲んだ!!

このキム・ソヌクというピアニストはとんでもない大物だ!!!


脂ののったアシュケナージのCD演奏を

凌駕する切れの良い演奏は、圧倒的な存在感をもって

京都市交響楽団からも、その最善のものを引き出していたのだった。


それは、第3番交響曲の演奏が、

なんとも気の抜けたものとして感じられたことで明らかだった。


なにも批評するために、演奏会に行くわけではないのだが、

このキム・ソヌクというピアニストの今後が

とても楽しみだなぁと感じた晩秋の一日であった。


彼が、アンコールで弾いたモーツアルトのソナタの2楽章は

なんとも愛らしく、懐かしい想いに浸らせてくれるものであった。



タリス・スコラーズ 至福のとき

2011-06-12 22:38:30 | ひとりごと 音楽
舞台はヨーロッパ。

時は15世紀~16世紀、ルネサンス期。

この時期の音楽は、ルネサンス音楽と総称される。

バロック音楽以前のもので、その中心は、ポリフォニー(多声部)による声楽。

とくに、宗教曲である。


そのパフォーマンスにおいて、世界最高峰をなすのが タリス・スコラーズ だ。

その京都公演の開演は、14時。


さぁて、腹ごしらえはどうするか・・・。


近頃のエスニック傾向から

白羽の矢は、コンサートホール近くのタイ料理に。


極力、炭水化物を控えたメニューを選ぶ。
 
まずは定番スープ トム・ヤン・クム。


かわいい小象の絵のお取り鉢


辛さはマイルドだが、タップリのコクが最高。


お次は ヘー・クン(タイ風海老のすり身の巻き揚げ)。


付けタレはスイートチリソース


上品な海老の風味が絶品。

ライスペーパーで包んでいるのか? だけが気になった・・・。


もう一品は、ガイ・トート(但馬鶏のスパイシー唐揚げ)。


なにしろ、鶏の唐揚げが大好物でして・・・


たいへんうま味のあるジューシーな鶏の唐揚げ。


タイ料理に舌鼓を打って、いざ、コンサートホールへ。



定刻となり、拍手とともに登場するのは

女性5名・男性5名の歌手と指揮者のピーター・フィリップス氏。


拍手が鳴り止み、アルトの男性がチューニングの発声を。


そして、大ホールに響き渡るタリス・スコラーズの歌声。


物理的に考えれば単なる空気の振動元が

10個あるだけの話なのだが、

身体全体が圧倒的に包みこまれてしまう。


それぞれの声部が、重層的に織りなす まさに音声の錦絵!

人の声が こんなにも空間を充たすとは驚嘆すべきこと。


歌が終わったとたんに、訪れる静寂との落差。


すぐに拍手は起こらない。

観客みんなが その余韻に浸っている。


歌声に包まれた間は、なんという至福のときであることか。


最後の楽曲、ヴィクトリアのレクイエム。

サンクトゥスが 素晴らしい。


いやぁ、メンバーが変わろうとも 

タリス・スコラーズは永遠に不滅です!


鳴り止まぬ拍手に応えてのアンコールは

アロンソ・ロボの わがハープは悲しみの音に変わり。



コンサートが終わると、雨足が激しくなっていた。


なぜだか 無性に天下一品のラーメンが食べたくなった。

選んだ店は 白梅町店。


かつては、ラーメン鉢は底が見えるのがお決まりだった。

が、しかし・・・

アンチエイジングに目覚めて、はや3年あまり。

You are what you eat.


明日もお待ちしています。 と言われても

それでは こちらの未来が危ういかも・・・だ な。

(ちなみに、天下一品のラーメンの味は店により異なる。

 ここ白梅町店、しばらく来ないうちに、少々 味が落ちたな。)





タリススコラーズ ワクドキです

2011-06-12 10:04:55 | ひとりごと 音楽

40年近く、クラシック音楽に入れ込んできたおっさんが、

どうしたことか、ここ2週間ばかりのあいだに

すっかり エスニックな音楽に目覚めてしまったようだ。


すでにネットで11枚もCDを買い込んでしまった。





いったい 何がどうなっているのやら・・・。


西洋音楽とは異なる 音階・旋律・弦楽器のたゆたう響きなどなど

解き放たれる感覚 が なんだか病みつきになってきたし

深~いところで共鳴しているような 落ち着く感がたまらない。

遠い遠い昔の遺伝子の記憶が 呼び覚まされているような・・・。



そんな最近なのだが、今日は タリススコラーズ 。


20年ほど前に、京都公演を聴いて はまってしまった英国のグループ。

ア・カペラである。

彼らの旧いCDは、ほとんど聴いてしまった。


今日のプログラムの目玉は ヴィクトリアのレクイエム


フォーレやモーツァルトのものも有名だが

いやいや 初めて聴いた時 鳥肌ものだったのがヴィクトリアのもの。





さて、歳月とともにメンバーも変わってしまったが

 今日は たっぷり その魅力を堪能してきたいものだ。




京都コンサートホール15周年記念コンサートをPodium席にて

2010-11-02 13:16:46 | ひとりごと 音楽

先日、

京都コンサートホール15周年記念コンサート

という記事を載せましたので、その報告を。




今回の席はP席(Podium席)というところ。


こんな位置から聴くのは初めての経験。



オーケストラの後、パイプオルガンの前の席

合唱団などが陣取るところ。




   





そもそも Podium とは、指揮台のことで

この席からは、指揮者がよく見えるわけです。





   




まぁ距離はあるのだけれど、

それでも演奏中は指揮者の表情までよく分かりました。



この日、指揮をされたのは外山雄三氏。

登場された時はそうは思わなかったのだが、

演奏が始まってしばらくすると、

なんだか いかりや長介さん に見えてきて・・・。


結局最後まで、そうしか見えなかった・・・・・。


とにかく律儀な指揮をされる方でした。



さて、そんなことより演奏はどうだったか。


素人にあれこれ批評される筋合いはないと言われそうですが・・・、



まずは、シュテファン王序曲。

 はじめて聴いた曲です。

 金管の調子も悪くはなかったのですが、

 弦楽器になんだか精細を欠く気配が・・・。



ついで、交響曲第8番。

 ベートーベンの交響曲の中では

 けっこう可愛らしい小粒の曲といえるのがこの8番。

  
 で、やはり弦楽器、ヴァイオリンに精細を欠く。

 なんかこう、焦点がボヤケル感が否めない。

 

この京都の秋の音楽祭が開幕した時の演奏は、

 京都の秋 音楽祭 開幕

と言う記事に、

 弦楽器の演奏レベルには、

(煩い事を言わない限り)

 大差がないように思われます。

 しかし、問題は、金管楽器。

などと書いたのだけれど、

今回の演奏では、弦楽器に難あり! と言わざるを得ない。


五嶋みどりさんとの協奏曲はどうなるのか?

と、要らぬ心配までしてしまう。




20分の休憩を挟んで、いよいよVコン。

五嶋みどりさんの登場。


結論から申し上げれば、

五嶋みどりさんの音色は至極繊細かつ表情豊か。


京都市交響楽団も、

この曲では踏ん張ったと申し上げておきましょう。



P席についてですが、

指揮者がよく見えて楽しめる席でしたが、

ソロ・ヴァイオリンは聴こえ辛いように感じました。



ヴァイオリン協奏曲としては

べー様のものより

チャイコやシベリウスなんかのほうが

ソリストがもっと見栄えするんだよなぁと

気が付いた次第でした。





京都コンサートホール15周年記念コンサート

2010-10-31 10:16:51 | ひとりごと 音楽

京都の秋 音楽祭 の一環として


京都コンサートホール15周年記念コンサートが


本日、開催されます。


オール・ベートーベン・プログラム。

 「シュテファン王」序曲

  交響曲第8番

 ヴァイオリン協奏曲


この3曲。


期待するのは、

五嶋みどりさんのヴァイオリン協奏曲。




 


 詳細説明  クリックで拡大します。
      ↓


京都の秋 音楽祭 開幕

2010-09-13 23:33:34 | ひとりごと 音楽

京都の秋 音楽祭 が始まりました。


今年は第14回だとのこと。











昨日、京都コンサートホールでは

門川京都市長の開会宣言に引き続き

京都市交響楽団による

オープニング記念演奏会が開催されました。











まずは、ソリストに野原みどりさんを迎えての

チャイコフスキーのピアノ協奏曲。




ホルンが力強く、問題なく序奏主題を吹き鳴らし

雄大な曲が始まりました。


ピアノの和音が上昇音型を叩き出し

弦がユニゾンで主題を奏でる頃には

ロシアの広大かつ土臭いイメージが

充分に湧き上がってくるのでした。



音響的に優れた大きなホールでの

生演奏でこそ味わえる満足感。

フル・オーケストラが力強く奏でる音量が

まったく喧しくないのです。


これほどの音量を、家でスピーカーを鳴らすなら

喧しくてトンでもありません。



陶酔感に少しばかり水が差されたのは、

ホルンが違和感のある音を出した時でした。



そもそも、名前が知れたオーケストラの場合、

弦楽器の演奏レベルには、

(煩い事を言わない限り)

大差がないように思われます。



しかし、問題は、金管楽器。


そのなかでも特に、

ホルンは重要なポイントだと感じます。


吹きにくい楽器であることは

重々承知しているのですが、

整った音が出されなかった場合には

「う~む、残念・・・・・」

と思わざるを得ません。



幸いなことに、昨日の京響の場合には、

その時が一番調子が悪かったのでした。



20分の休憩の後の2曲目は、ドヴォルザーク。



交響曲第9番「新世界より」がつとに有名ですが、

今回演奏されたのは、交響曲第8番。


こちらも演奏される頻度の高い曲ですが、

案外ファンが多いかも知れませんね。


斯く云う筆者も、

「新世界より」しか聴かずにいた三十数年前、

ワルター指揮・コロンビア交響楽団のLPで

初めて聴いてからファンになったひとりです。



まぁ、しかし、なんだかんだ言っても

チャイコのPコンとドボの8番が聴けて

なんと御代が、1000円ポッキリ



いやぁ、京都って ほんと 素敵なところです。