外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

ためしてガッテン あなたを襲う新型骨粗しょう症 の再放送

2010-05-22 05:47:51 | サクセスフル・エイジング



NHK ためしてガッテン 


「死亡率8倍!?あなたを襲う新型骨粗しょう症」


再放送は以下の日程で予定されているそうです。


5月25日(火)午後4時05分~4時50分


5月26日(水)【25日深夜】午前2時00分~2時45分


前回、見れなかった方は、どうぞ ^^b






新型骨粗鬆症 ためしてガッテン についにAGEs登場! 

2010-05-19 20:49:10 | 骨粗鬆症と糖化

たったいま放送された、ためしてガッテンは、

新型の骨粗鬆症についての話題でした。


骨密度が充分でも、

コラーゲンが充分でも、

しなやかさがないと 弾力がないと


圧迫骨折になります

と、説明されています。



骨を糖液に漬けておくと、

コラーゲンに ある物質が付着して

コラーゲン同士に 悪い架橋 が出来てしまうと、

説明されています。


その 物質とは  悪い架橋 とは 何ですか?


その具合を調べる検査法は、ないのですか?



ここ2~3年で判ってきた話で、まだ、検査法はない


と説明されたのは解説に登場された


国立長寿医療研究センターの細井孝之先生





えっ! ほんまかい??




不思議なことなのですが、


とうとう、番組では、その物質が何というものなのかは


明かされずじまいでした。


それこそが、AGEsなのですが


番組では、まったく触れられませんでした。


いったい、なぜなのでしょうか?


ガッテン が いきません!



恐らく、検査法が一般的でないから、

 「 シ ラ シ ム ベ カ ラ ズ 」

ということになったのでしょうかねぇ・・・?



しかし、番組内で

専門の研究者として紹介されていた先生が、

もうおひとり、いらっしゃいました。


東京慈恵会医科大学整形外科の斎藤充先生。



この先生の発表については、

以前、このブログでも、昨年8月に紹介済みです。


AGEsと骨質劣化について
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/6a9c89ada31ff5d855b1c2b4c83f07dd

ぜひ、上記記事をご覧下さい。



NHKのためしてガッテンHPへは以下からどうぞ

死亡率8倍!? あなたを襲う新型骨粗しょう症

http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100519





すり傷は消毒しない!?

2010-05-16 10:44:14 | ひとりごと 医療系

日曜の朝だというのに電話で目が覚めるのは

決してうれしくはないものだ。



訝しげに出てみると、テンションの高い声が飛び込んでくる。


 「 先生、おはよ~!

  観ましたか? ゆうべのTV番組!

  傷は水道で洗って消毒しないで

  ラップ貼るだけで良いって!!

  先生言ってたの、ホンマやったんやね!!!




寝起きでボンヤリの頭が、なにやら揺さぶられる感じ。


しかも、


 先生言ってたの、ホンマやったんやね!


とは、


これまでは、信用してなかったということか!!!!!


そんなことで電話なんかするな~~~!!!!!




ったく、 ナースでさえこの始末!


さぞや一般人にとっては、この話題は仰天ものだったのだろうか。



傷を消毒しないという話は、


 目からウロコのおはなし 1 
 http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/a96ac7c67b717387efff2d8176f38347

 
として題して、以前(2月23日)に掲載したのだが、


ラップを貼ることについてまでは、あえて言及しなかった。


そう、いわゆる サランラップです。


もちろん滅菌なんかしていないものを、そのまんま傷に貼るのですが。




まぁ、要するに、


 「怪我したら消毒!!」という概念は マチガイやで!!!


ということなんです。


病院とかも、傷の消毒に通ってもらうほうが、

売り上げにはなるから、わざわざ ラップ貼っとき! とは言わない。



筆者などは、外来のナースからは冷ややかな目で見られてますよ。



さて、昨夜のその番組。

 世界一受けたい授業 というもの。


 3時限目の 【保健体育】 森田 豊 先生 での話だったようです。

 
 常識だと思っていた対処法が今では間違い!?
 医学常識ビフォーアフター

 http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/100515/03.html



まぁ、テレビ番組で取り上げられたからホンマやったというのも


なんかねぇ~ アホクサイ話 ではあるのだが、



「抗糖化 知ってる?」 なんていうのも


きっと、これと同じ系の話になる日がやってくるんでしょね。


なんだかねぇ~~ 




AGEsは血小板を強力に活性化する

2010-05-08 00:55:44 | 食品中のAGEs

昨年の European Journal of Nutrition に掲載された

ドイツとアメリカの研究者による

最終糖化産物(AGEs)は血小板を強力に活性化する

という論文をご紹介します。



というのも・・・



先日、江部先生のご意見


   日本の糖尿病専門医のほとんどが、食品に含有されるAGEは、

   人体に有害という立場はとっていません。

   その間接的証拠といいますか、日本では血中や尿中AGE濃度の検査は、

   全くといっていいほど実施されていません。



に異論を申し上げたところ、

 江部先生のブログで AGE の項目を発見!



先生の支持者であろう方から、苦言のコメントを頂戴しましたので

海外ではこういう研究もされているよと

お示しさせていただく次第。



結論部分の拙訳のみ、一番最後に掲載いたします。



Advanced glycation end products strongly activate platelets

Abstract

Background
Diabetes mellitus is characterized by hyperglycemia
that plays an important role in the pathogenesis
of diabetic complications including cardiovascular diseases.
Moreover, hyperglycemia induces increased generation
of advanced glycation end products (AGEs).
The activation of platelets is associated
with the development of cardiovascular diseases.

Aim of the study
The question whether AGEs acutely induce platelet activation
as a response to exogenous stimulus is addressed.

Materials and methods
The effect of AGEs derived from food and human serum being purified
by lysozyme affinity chromatography was examined
by incubating in vitro freshly isolated blood platelets
from fasted subjects at various concentrations and different time points.
Platelet activation, determined as expression of surface markers CD62 and CD63,
and the presence of the receptor for AGEs (RAGE) in platelet membranes was
measured by flow cytometric analysis using specific antibodies.

Results
Incubation with food-derived as well as serum-derived AGEs
stimulated significantly the expression of CD62 up to 7.1-fold and
CD63 up to 2.2-fold at the platelet surface membrane as a function of
concentration and time.
Incubation with thrombin or AGEs significantly increased
RAGE expression twofold at the platelet surface membrane.

Conclusions
The increase in surface activation marker and RAGE expression in platelets,
resulting from concentrations of AGEs that occur in vivo
after a meal or a drink as a source of exogenous AGEs,
points to signaling mechanisms for food AGEs
that could favor the precipitation of acute postprandial ischemic events.



結論

食べたり飲んだりして体内に取り込まれる外因性AGEsの

濃度が上昇すると、血小板表面の活性化マーカーや

AGE受容体(RAGE)が増加するということは、

食後に急性の心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすいことに

食物中のAGEsが関わっていることを示している。