酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

黄ばんだスクラップから②

2015-01-16 14:58:58 | 話題
 大学付属校といえばどの地域に限らず「名門」である。難関大付属や国立大付属ならなおのことだ。しかし、こんな学校にも不心得の教員がいるらしい。というか、「名門」であることを逆手に取ったえげつない慣行が横行していた学校もある。

 《あきれた〝たかり〟先生 内申書タテにつけ回し 筑波大附属小 16人を処分
  東京都文京区の筑波大学附属小学校で、教員が児童の父母から金を借りたり、飲食のもてなしを受けていたことが分かり、同大は11日までに、教員4人を懲戒処分としたほか、○○校長ら二人を訓告、同小教員と同大関係者10人を厳重注意処分とした。

 同大の調べでは、A教員は昭和62年5月から63年2月までの間、父母数人に「研究発表会の費用を貸してほしい」などと持ち掛け、6回にわたり計126万円を借り、私用に使っていた。このほかにもB教員とともに、都内のレストランやスナックで飲食、代金2万9千円を同席していた父母に払わせていた。C教員は山梨県の同小キャンプ場に行った際、酒に良い教師として誤解を招く行為があったというのが処分理由。

 同小では附属中学への進学が、小学校の内申書だけで決まっていたことなどから、一部教員と父母の不明朗な交際のうわさが表面化。同小が内部調査を進めていた》=1989年4月12日付け某地方紙。


 今でもありそうな話である。

 お次は高校中退の話題。不況が深刻になると私立高校を中心に「高校中退が増加」などの記事が目立つが、かつての中退者数は半端ではなかった。

 《高校やめた 11万4834人も 100人に2人 過去最高

 60年度に全国の公、私立高校を中退した生徒は前年度より5674人増え、過去最高の11万4834人となったことが文部省の調査で分かった。第2次ベビーブームの影響で高校在籍者が前年度より28万人増えたためで、高校在籍者に占める中退者の割合は前年度並みの2・2%だった》=1987年1月14日付け某地方紙。

 高校生が増えれば中退者も増える。当たり前の理屈ではあるが、11万人超はさすがに多い。その後も中退者は増え続け、1990年に12万3529人のピークを打つ。では近年はどうか。2年前、2013年は5万1781人、20年ほど前から半減している。「よかったね」と言いたいところだが、分母である高校在籍者数を見ると愕然とする。1987年に522万人だったのが2013年には345万人に激減しているのだ。減少数177万人は一学年そっくりがいなくなった勘定だ。こういう数字を突きつけられると少子化のすさまじさが分かる。

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