酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

株価はどこまで下がる?

2009-03-03 05:16:43 | Weblog
 つるべ落としとはこのことだ。世界の株式市場は底なし沼にはまったように見える。NYでは2日、11年ぶりに7000ドルを割り、東証も7200円台まで下降し大台割れが近づいている。

 《2日のニューヨーク株式市場は、金融システム不安が増していることなどを受けて取引開始直後から急落した。ダウ工業株30種平均は一時、7000ドルの大台を割り込んだ。取引時間中の7000ドル割れは、97年10月28日以来、約11年4カ月ぶり。

 ダウ平均は4営業日続落。下げ幅は一時、前週末終値比170ドルに達し、6900ドルも割り込み97年5月以来、約11年10カ月ぶりの安値水準となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数も4営業日続落》=毎日jp=

 株価の下落は会社の決算を直撃する。一年前、日経平均はそれでも12900円台を付けていた。ほぼ半値まで下げているから、各社は膨大な含み損を計上することになる。3月決算は悲惨なものになるだろう。

 GMの3兆円赤字に驚いていたら、AIGは10兆円だという。まるで巨額赤字コンテストだ。通常の営業活動でこんなに赤が膨らむはずがない。有価証券を中心とする資産の目減りが中心と見ていいのではないか。


 《米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が2日発表した2008年12月期決算は、純損失が992億8900万ドル(約9兆7000億円)に達した。同年10-12月期決算は616億5900万ドル(約6兆円)の純損失。いずれも米企業史上最大の赤字額となった。5・四半期連続の赤字決算》=共同=


 金融は国有化された。GMの破綻も避けられそうにない。株価はさらに低落し、消費は冷え込む。日本の自動車メーカー各社は「在庫調整が進んだ」などと判断し、今月から減産態勢を見直すようだが、早計だろう。

 いまは造るより、考える時期だ。無駄に動けば腹が減るばかりである。
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