酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

「東北電力ニュース」から

2012-02-14 06:10:29 | Weblog
 東北電力(本店・仙台市)が毎月発行している「東北電力ニュース」の最新120号に目を通していら「放射性物質を含んだ食品を摂取しても汗や尿などの形で排出されるから体内蓄積はない」という趣旨の記述があった。ほんとうかしら。

 最終ページの「放射線の基礎知識」にそう書いてある。

 ≪Q2 放射性物質を含んだ食品を摂取した場合の放射線量は、どのように計算するの?

  (前略)たとえば、放射性セシウム137が1㎏あたり500ベクレル含まれているお米を1日に200g(0.2㎏)食べた場合の放射線量は、次のように計算されます。

 500ベクレル×0.2㎏×0.000013=0.0013ミリシーベルト(1日)
 
 また、このお米を1年間(365日)食べ続けたとすると

 0・0013ミリシーベルト×365日=0.4745ミリシーベルト(1年間)

 この値は、いのX線集団検診を1回受けた時の量(0.6ミリシーベルト)とほぼ同じです。

 なお、体内に取り込まれた放射性物質は、汗や尿、便などの排せつにより体外に出されるため、体内にたまり続けることはありません。≫

 放射性物質には半減期があるから、徐々に線量は下がるという説明なら分かるが、ウンコやおシッコになって外に出るから大丈夫とは初めて聞く説だ。こうも堂々と書いてあるからには、どこかの先生から聞いたのだろうが、はてな? である。

 原発を持っている事業者としてのセンスを疑ってしまう。
コメント
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