酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

田中直紀さん、もう辞めたら…

2012-02-10 05:04:08 | Weblog
 田中直紀防衛相の国会答弁が哀れを誘っている。国会の委員会を抜け出して食堂でコーヒーを飲んでいたことを追及され「国会内でコーヒーは飲まない決意で臨みたい」。読売の「編集手帳」に「過去に議事堂内で表明された決意のなかで、最も物悲しい決意かも知れない」と評されてしまった。

 いま問われるべきは、なぜ野田が田中を任命したかである。人がいいだけが取り柄の田中に、修羅場の防衛相が務まるわけがない。野田をはじめ民主党の幹部ならだれもが分かっていたはずである。

 国会で笑いものになっているうちはまだいい。だが、北朝鮮の朝鮮中央通信にまで馬鹿にされてはたまらない。


 ≪【平壌2月8日発朝鮮中央通信】日本の田中防衛相の無知が引き続き露呈して嘲笑の種となっている。

田中防衛相は1日の日本衆院予算委員会で小池・元防衛相から中国軍の近代化に対処して米国が推し進めている空軍と海軍の「合同戦闘構想」(いわゆる『統合エアシーバトル構想』)に関する質問を受けたという。

しかし、それに対してそこまで理解していないと述べて参加者を驚愕させた。防衛相にとって「初歩の初歩」である「安全保障」に関する知識さえ足りないという非難を受けた。

日本防衛省はすでに2010年の「防衛計画大綱」に米国の「合同戦闘構想」に合わせて「自衛隊」の機動力を重視した「機動的防衛力」概念を示した。

田中は翌日も、言い間違いや事実誤認の発言を連発して嘲笑を受けた。「自衛隊」の基地がある硫黄島(いおうとう) の読み方を問われ、たどたどしく「いおうとう、ではないかと思う」と答えて場内を唖然とさせた≫=朝鮮中央通信web版=。

 直紀は義父である角栄が選んだ婿さんだ。温厚な人柄と立派な体格にほれ込んだとされる。角栄が重視したのは「真紀子対策」だというのが世評である。誰にでも食って掛かり、突っつき回す真紀子を、角栄は「軍鶏」と呼んで恐れた。外に何人もの女と隠し子を設けた角栄は、真紀子の攻撃に太刀打ちできなかったのである。で、「温厚な直紀君を」となったらしい。

 直紀は真紀子に対してもはっきりものが言えない。こんな小心なお人よしが国防をあずかれるはずがない。さっさとケツをまくって、辞めなさいと言いたいところだが、そんな勇気があれば今の惨状はなかった。仮病を使って役を免れるしかないか。

 
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