東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

善福寺池とスイレン

2010年06月05日 | 散策

原寺分橋をすぎて進むと、途中、善福寺川沿いの遊歩道が通行止めとなっており、迂回して一般道を通り、すぐに遊歩道に戻る。

しばらく歩くと、善福寺公園につく。

この公園内の善福寺池が善福寺川の水源である。

善福寺池には下の池と上の池があるが、左の写真は、善福寺川への流れ口付近で撮った下の池である。

池には睡蓮(スイレン)や蘆などが生育している。

下の池は、上の池よりも面積が小さく、そのうえ蘆などが生育しているため、いっそう狭く見える。

池の周囲は樹木で濃い緑となっている。

睡蓮の葉が水面に浮かび、その間に赤い花、白い花が咲いて浮かんでいる。

大きな赤い花がきれいである。

花が夜に閉じ昼に開き、蓮(ハス)に似た形のためにこの名があるとのこと。

下の池のわきを通って上の池に向かう。

途中公園内に広場があって子供たちが野球遊びをやっている。

青梅街道の井草八幡宮の前から西に延びてきた道路を横断するともう上の池である。

上の池の左側の遊歩道を進む。

上の池はかなり広く、下の池から来るとせいせいとした感じがする。途中かなり大きな水鳥がいた。

 しばらく進むと、樹木で鬱蒼としたところに小さな池があり、ここに水が小さな滝となって流れ出ている。

説明板によると、往時の湧水の湧き出し口遅野井を滝の形で復元したものらしい。水は地下水の汲み上げと思われるが、ここが善福寺池の水源であろう。遅野井の由来も書いてあり、源頼朝伝説らしい。

滝の反対側の小島に弁財天がある。

さらに進み、手摺りが横に延びている池の端で誰かが鯉に餌をやっている。大きな鯉がたくさん集まって奪い合うようにしていると、鴨が二羽この岸を目指して一直線に泳いでくる。この餌やりを遠くで見つけたらしい。餌取り合戦に加わりすぐゲットしていた。ちょっと離れたところにも鯉がいたがこの餌やりを見つけることができない。水鳥は水に浮いている分水面までしか出られない魚よりも有利である。

池の周りをさらに進み、一周してもとの所に戻る。

公園内の道を通り下の池まで戻る。公園の左端に上の池から下の池まで通ずる川が流れているが、水量は少ない。

来たときと反対側を歩いて下の池の流れ口につく。

右の写真は、下の池から出てすぐのところにある美濃山橋から善福寺川下流側を撮ったものである。水量はかなり少ない。

善福寺池は二つの池をあわせるとかなり広く、その周囲に散歩道があり、水辺の散歩に適したところである。なによりも井の頭池などと比べて訪れる人はかなり少ないため静かな散歩が楽しめる。

ここから下流側に歩いて西荻窪駅へ。

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