おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ヒエに見る環境適応性

2015年09月29日 00時00分00秒 | 植物

写真1 ヒエ・稗の向こうに東武特急。水稲の草丈・高さはヒエより低い。2015/09/22 栃木県足利市


写真2 ヒエは水稲より草丈高く、結実も早く、穂を垂れるヒエもある。2015/09/22 栃木県足利市


写真3 ヒエの草丈は水稲やヒエ抜き者より高い。2015/08/31 栃木県下野市


写真4 ヒエは水稲より草丈高く、穂を既に垂れる。2015/08/03 埼玉県加須市


写真5 AとBは水稲品種が異なり、草丈はBの方が高い。A、Bともにヒエが生え、水稲より草丈高く、穂を垂れる。
  2015/09/22 栃木県足利市


人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください

 7月、8月、9月の里みち・農道歩きでの見察
 それは田んぼのヒエと水稲の関係
 ヒエの草丈は水稲より高く、実をつけるのも早い(写真1~写真5)

 なぜか、次のように考える
  1.ヒエは稲の草丈に適応して伸びる(写真5)
  2.ヒエは、DNAに組み込まれた生長限界の範囲で
    光合成を稲より有利にできる高さを維持しつつ伸びる
  3.その結果、実を結ぶのは水稲より早い
  4.ひとえに種の保存

 かつては食糧の一つ、今は雑草のヒエ
 植物の環境適応性を具現

 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影日・撮影地:上記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする