おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

プロとアマの竹細工技能者

2013年05月27日 01時24分38秒 | 民俗

写真1 竹細工中の大崩紀明(おおくずれ のりあき)氏 一級竹工芸技能士


写真2 おしぼり置き 大崩竹細工店で購入


写真3 合成樹脂製コンテナに入る竹笊・たけざる。新旧の器と素材、妙。於:「ファーム山田 とれたて直売所」(宇都宮市宮山田町)


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 2013年04月28日、霧島連山・沢原高原からの帰途、妻と歩いていると、
 店先のコンクリートに座り手仕事の男性。
 処は鹿児島県姶良郡湧水町(あいらぐんゆうすいちょう・旧吉松町)停車場地区。
 見ると大崩竹細工店の看板、竹笊(たけざる)、竹籠。
 声をかけると店内へ誘ってくださる。
 お名前は大崩紀明(おおくずれ のりあき)氏。
 竹細工製品が並ぶ店内で抹茶のサービスをうける。
 次のように教えていただく。
   学校卒業後、県の講習所で2年間勉強。
   その後、京都で10年間修業。
   故郷に帰り、父親といっしょに家業の竹細工に従事。
   祖父、父親に続き3代目。
   材料は真竹だけなく、囲炉裏などで長年燻された「本すす竹」を使う。
 また、『広報 ゆうすい』(平成24年8月号)によると次のよう。
   大崩氏は「一級竹工芸技能士(編組)」に認定されている。
   全国伝統的工芸品産業振興会会長賞などを受賞。
   平成2年(1990)には、鹿児島に来られた秋篠宮妃の弁当籠を編む。
 さて、竹細工屋さんを見たのは、いつだろう。
 思い出すに、7年ほど前、千葉県長生郡一宮町(当時)で見た。
 それほど、少ない竹細工屋さん、竹細工士。
 さりながら、農山村の直売所(写真3)や田や畑で竹製品を見る(当ブログ2013年05月20日・ショイカゴ)。
 思うに、竹工芸技能士と農山漁村の手先器用な人、プロとアマの竹細工の世界。
 今日、両者ともに少なくなっている、貴重な技能者。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真2;2013年04月28日 写真3;2013年03月03日 
 撮影地:写真1・写真2;鹿児島県姶良郡湧水町 写真3;宇都宮市宮山田町

コメント
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