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写真1 JR肥薩線・大隅横川駅木造駅舎。梁間7.2m・桁行18m・切妻屋根・桟瓦葺き。建設時の造作を遺す。
写真2 待合室とホームには下屋・さしかけ屋根。建設時の造作を遺す。朱色のポストが印象に残る。
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写真3 現役の円筒型郵便ポスト。生きている昭和
写真4 鯉幟。大隅横川駅保存活用実行委員会が不要鯉幟を集め、4月~5月末に泳がせている。
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写真5 ホームの柱に米軍の機銃掃射弾貫通穴。戦争、平和の文字が頭に浮かぶ。
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2013年4月27日、JR肥薩線嘉例川駅で乗車して3つ目の駅、大隅横川駅で下車。
ホームさしかけ屋根の柱に、第二次世界大戦時、飛来した米軍機の機銃掃射弾貫通痕2つ、驚き。
待合室を出ると、今は懐かしい朱色円筒型ポスト、春風に泳ぐ鯉幟。
脳裡をかすめたのは、駅舎に出入りした110年の喜怒哀楽は如何ばかり、行く末は如何に、駅舎、横川町、己の。
大隅横川駅舎は、明治期の貴重な歴史的遺構として2006年(平成18)10月18日に国の「登録有形文化財」に登録された。
なお、大隅横川駅舎は嘉例川駅と同じ日1903年(明治36)1月15日に開設。
両駅舎の造作は同じ肥薩線ゆえ、同じよう。
現在、ともに無人駅。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年04月27日 撮影地:霧島市横川町