おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

屋敷の防寒・防風に稲わらを使う農家

2012年01月16日 00時00分00秒 | 農村

写真1 寒冷季節風のニッコウオロシ・日光おろしを避けるために吊るされた稲わら、Sさん宅
  写真の右側(東側・この写真では見えない。)に母屋などが建つ。左側の瓦屋根は作業小屋のもの



写真2 右手前から右前方にダイ(台)と呼ばれる河岸段丘が続く
  台の下、平坦水田部、写真左上の白く光るビニールハウスの近くにカゼヨケを設えるSさん宅がある


人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。

 関東平野の北部、2008年師走
 稲わらでカゼヨケ(風避け・写真1)を設えるSさん(80歳)は次のようにご教示
   1.強く冷たい西風のニッコウオロシ・日光おろしを避けるため、11月初旬から翌年4月いっぱい、写真1のように稲藁を吊るす
   2.2月、3月は吹きすさぶので、写真1の東側からカゼヨケにツッカイボウを立てることもある
   3.この時季、西側・日光男体山の方向にあるダイ(台・河岸段丘・写真2)の乾いた土が吹き寄せて来る
     約300m南の隣り集落が見えなくなる日が数日ある(弊ブログ2013年03月12日)。これがないと春は来ない

 引用・参考文献等弊ブログ2012年01月14日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1;2008年12月23日、写真2;2009年02月08日 撮影地:栃木県下野市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする