異教徒たちの踊り

まるでリズムの悪い絵と日記のブログ。それでも____
楽しい出来事があればいいなぁ、と、言う、ブログ。

僕は席を譲る目的を果たした?

2006年03月25日 | Weblog
電車内で座っていたんです。ウォークマンを聞きながら小説を読んでいました。僕の席の真ん前に2人の子供を連れて、奥さんがやってきました。ちょっとした満員状態で座るところがない様子。
 子供の椅子の代わりとして床の上に置いた大きなバックの上に座らせます。そしてもう一人の子供はおんぶしています。車内が揺れると近くに手摺がなくためヨロリッ、みたいな。見てらんない感じ。その情景が僕の真ん前で展開されます。
 誰がどう見ても、僕が席を譲るべきです。と、言うかその親子を見た瞬間に席を替わる必要があると気付いてはいたんですけどね・・・どーにも、ね。
 テレビとかラジオとかでお年寄りに席を譲るとか言うじゃないですか。うんうん、そんな若者は素晴らしい、とか当たり前に思っていても実際やるとなるとビビッちゃう。
 思い切って譲ろうッ!!と思って、・・・やっぱ無理ッ!!とかで若干ではありますがキョドッていたと思います。横をチラリと流し見ると、隣のオッサンも同時にキョドッてたので、まあ、そんくらい「ここで席を譲らない奴は人ではない」って感じでした。
 そこに子供の泣き声が・・・。
おんぶされていた男の子が泣き出しちゃいました。注目を集めます。
見ちゃおれんと思い、やっとのことで言えました。

ありさん「すいません。席、使います?」
奥さん「いりません」

なんでやねんッッ!?

 と関西張りの突っ込みを入れたい衝動に駆られながらも。
・・・僕はウォークマン付けてるので何も聞こえません的な感じで席を立ちました。開いた席を使ってくれたみたいです。


 僕はあの時、席を譲らずにいたらきっと後悔していたと思います。そう思って行動しました。でも、やっぱり後悔気味です。恥かしかったとかじゃなくて、無駄だったんじゃないのかって。結果として誰も得をしなかったんじゃないかって。

結局さ、どっちの行動をとっても「ハズレ」なのよね・・・。