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カニ食いてー。
レトルトカレーを温めながら思いました。
食べたいからと言って、食べられる代物ではありません。
ですが僕は強く願うのです。
カニ食いてー。
僕の自論としまして、「本気で欲しいと思えば、後で必ず手にできる」というものがあります。ウワッ、こりゃ駄目だ、もう手に入らねー、と思いながらも欲しいなぁって思っていると後々必ず手に入ります。
・・・持論というか、実際そんな事が何度かありまして、それでそんな風に思うようになりました。最近では欲しい物があっても買わずに、後で勝手に手に入るからとか思っていたりします。この考えをお友達に話してみた所、見事に引いていました。
友「そういう考え方は嫌い」
みたいな感じになりました。まあ、そうかもしれませんね。勝手に手に入るんですから、そんな考え方は許せないのかもしれません。
ですけども、僕に言わせると「手に入るまで」は言うほど楽でもありません。思い続けているから周囲にアンテナができています。そこへ何かの偶然で目標がやってきた。常にアンテナを張っていたから手に入れられるって単純なお話ですわ。
極論言っちゃえば、偶然、運が良かったって話です。
そんな偶然が高校あたりから多発しまして、今では「本気で欲しいと思えば、後で必ず手にできる」とかなんとかイッちゃってる感じの自論を密かに隠し持っています。
それでまぁ短大生時代、僕は飽きもせず「カニ食いてー」って連呼していたんです。なんでって、そりゃまあ、連呼してればどっかの誰かが僕にカニをプレゼントしてくれるもんだとばっかりに思っていたんです。
例えば隣室の住人が急にやってきて、
「北海道の友達からズワイガニが送られてきたんですけど、余っちゃって、よければ頂きませんか?」
・・・とかね。
十二分にありえる話だと思うんですよ、僕は。
この短大生時代の「カニ食いてー」を連呼した結果はなかなか凄いですわ。
いや、隣室の住人はやってきませんでしたけどね、もちろん。
正月に実家に帰った際の話です。
夕食の時間。
父親が、果物みたいな物体を手に持っていました。
紫色で、ブツブツしてて、ゴリゴリ言いながら食べてるの。
父親が「食うか?」
と進めてきました。間髪を入れず母が「駄目ッ!!お腹悪くなるよ!!」
意味が解らない。父が言うには、
その見たことの無い果物は、果物ではなく、カニの卵らしいです。それを生で食べるんですって。
と、いうかカニの数が減るから獲ってきちゃいけない物らしいです。当然お店に売ってません。
僕はもちろん食べました。数千のカニの卵をゴリゴリと食べました。初めての味だったので正直美味しいのかどうかは不明。
これは「カニ食いてー」と連呼した成果です。僕が何百何千と連呼した分のカニが僕の胃に溜まっていきます・・・とかイッちゃってる自論をさらに強化したのでした。
「カニ食いてー」。前回は思い続けて1年と半分くらいで食べる事ができました。
・・・一年と半分って。
次はいつ食べれるの?