はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

日曜インタビューはNPO「中池見ねっと」事務局長・増田茂さん

2009-03-30 | 中池見

2009年3月30日(月曜日)
あたらしいパソコンさん、小型で廉価のわりには
よく働いてくれています・・・
メールの送受信も順調だし、
ブログもアップできてるし・・・

ただ、キー操作が少々やりにくい。
慣れていないせいもあるけれど、押し間違えて
わけのわからん言葉の羅列になる。
とくに、句読点とドットは必ずと言っていいほど
押し間違う!
メールアドレスを入力すると、ドットが全部/スラッシュ/に
なってたりする・・・

それに画面が小さいので、全画面を見るには
一々横へスクロールしなけりゃならない。
おっ、スクロールなんてぇ言葉が自然にでてくるのも
ちょっとは、パソコンと親しくなれたのかも・・・
と、自画自賛するわたし。

いつ、戻ってくるのかわからないミルクを
待ちながら、当分はリトルちゃんとがんばる!
と心に誓ったはるみです。

わたしのリトルちゃんは、NECの10.1型ワイド液晶
WindowsのXP  LaVie Light

ミルクがソニーのVAIOだったので、ソニーの小型液晶に
しようかと思ったけれど、如何せん値段が
リトルの倍ほどもする。
しかも、LANケーブルには接続ができないんだそうな・・・

店員さんに20分以上もかけて、あれこれ質問攻めのあと、
NECの最新モデルに決めたのでした。

さて、29日の毎日新聞・福井県版の日曜インタビューは
NPO「中池見ねっと」事務局長・増田茂さん(52)

増田さんが事務局長を引き受けてくださったおかげで、
中池見湿地は新しい局面を迎えることになりました。

NPO法人の市民団体と行政が協働する画期的な試みの
一歩が踏み出されたともいえます。

ここからは、インタビュー記事です。
http://mainichi.jp/area/fukui/interview/news/20090329ddlk18070428000c.html

◇自然のサイクル実感 湿地保全へ3者スクラム
              --増田茂さん(52)
 
世界的にも例のない過去10万年以上の泥炭層が積もり、
環境省の絶滅危惧(きぐ)種に指定されている
約50種の動植物など、多様な生態系をはぐくむ
中池見湿地(福井県敦賀市)。
大阪ガスによるLNG基地開発の危機にさらされたが、
02年に白紙撤回され、05年に全域が市へ寄付された。
これを機に、共同で保全活動に取り組もうと、
地域住民、自然保護団体、管理会社の3者が昨年5月、
NPO「中池見ねっと」を設立した。
事務局長の増田茂さん(52)に話を聞いた。【酒造唯】

--NPOではどのような活動をしていますか

増田さん 
 昨年6月、NPOと敦賀市で
「中池見湿地生物多様性保全協議会」を作り、
08年度に約900万円の環境省の補助金を受けました。
自然保護については、今は協議会としての
活動がメーンになります。
ただ09年度で協議会の期限が切れるため、
その後の管理運営を担う「受け皿」を目指して
NPO独自での活動も行っています。
小学校の教材に使う中池見の紙芝居の製作に取り組んでおり、
4月から市内全校に配布する予定です。

--3団体が集まった意義はどこにありますか

増田さん 
 住民、自然保護団体、管理会社、3者には
それぞれの立場や考え方があります。
「保全」と一言で言っても、どのようなことが可能なのか、
その中身が問題です。
別々に活動するよりも、それぞれの考えをすり合わせて
方向性を出したほうが効果があります。
現在は大阪ガスが残した基金(約3億円)を
湿地の管理運営に充てていますが、
基金が底を突いたときにも、
活動を終わらせないようにしなければなりません。

--ご自身が中池見の保全に
            取り組むことになったきっかけを

増田さん 
 大阪で教員として勤務するかたわら、妻の実家
(滋賀県守山市)で無農薬のコメ作りを手がけていました。
中池見から大阪ガスが撤退することを新聞で知り、
「中池見の休耕田でコメ作りができないか」
と考えたのが始まりです。
最初は週末などを利用し、ボランティアで参加しましたが、
だんだん仕事が忙しくなり「2足のわらじは無理やなあ」
と、50歳を機に退職を決めました。

--中池見の魅力はどこにありますか

増田さん 
 人間とのかかわりの中でできた
「2次的な自然」という点です。
江戸時代からここで稲作が営まれてきました。
近年の農業では「コメだけを作って他は皆殺し」
という考え方がまかり通っていましたが、
田んぼに水を張ると、ミジンコやメダカ、水草など
多くの動植物による自然のサイクルが生まれます。
「人間も自然の一部」ということを
実感できる場所だと思います。

--教員としての経験も生かせますね

増田さん 
 大阪では、メダカどころか魚1匹いないドブ川ばかりで、
子どもの遊び場所もありません。
ある中学で中庭にビオトープを作ったところ
「あの草ぼうぼうは何だ、早く除草剤をまいてきれいにしろ」
といった府教委の幹部もいました。
福井の子どもの学力が高く、大阪が低いことが
最近話題になりましたが、環境が全然違いますから。
こうした自然が福井に残っていることが、
非常に大きいと思います。
「生物多様性」というのは決して生き物だけを
大事にするという考えではありません。
「人間にとって大事」ということが本当の意味です。
子どもが中池見を訪れ、多くの動植物と触れ合うことで、
命の大切さを学ぶ感性が育つのではないか、と考えています。

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 ■人物略歴

 ◇ますだ・しげる
1957年、敦賀市生まれ。
中学まで同市内で過ごし、大学卒業後に大阪府教委に採用。
中学の理科教諭を24年間、教頭を2年間務めた後、
中池見湿地の保全活動に携わるため08年3月末に早期退職。
同年5月に中池見ねっとが発足し、事務局長に就任した。

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