2009年2月2日(月曜日)
きょうは「八新」のお客さんから問い合わせがあった。
親戚の女性が動脈瘤の術後、後遺症に苦労している。
まだ若い女性なので、ぜひとも治してやりたい。
なんとかいい病院はないだろうか・・・
というのである。
わたしが持っている病院や病気についての情報が、
少しでも役に立てるのはとてもうれしい。
セカンド・オピニオンを受けるために、
その女性が手術・治療を受けている病院での
手続きの方法や、藤田保健衛生大学病院での
診察の受け方などを、伝えた。
今なおセカンド・オピニオンの知識や情報が、
患者本人に伝わっていないことに、
すくなからず、ショックを受けている。
若い人は、わたしたち以上にネットでの検索などで
自分の病気に対する知識や情報をつかんでいると
思っていただけに、なおさらである。
また、手術による後遺症などについての
医師からの説明、術後のケアについても
話を聞く限り、非常に不十分だと感じた。
セカンド・オピニオンにインフォームド・コンセント
口で言うのはたやすいが、患者にとって
医師はやはり、絶対の権威者であることのほうが多い。
患者本人が自分の病気について、
もっときちんと情報を収集し、医師と正面から
向き合える環境も必要だ。
地域の医療を考えるとき、
まるで底なし沼に落ち込んでしまったようで、
もがいても、あがいてもドンドン深みに
沈んでいくばかりだ・・・
医師不足、医師の激務、病院の経営、サービスの低下・・・
加えて、不況と医療費の負担増・・・
診察や治療を受けたくても、
病院にすら足を運べない患者も増えている。
いったいどこから?
何から?
どう改革すればいい?
相談を受けながら、自分自身のできることの
あまりにも少ない現実に、かなり落ち込んでいる。
さてそんな落ちこぼれ・はるみ・・・
昨日届いた「We 158号」で少し元気を回復。
特集「自立とはつながりのなかで生きること」
のなかで、
~在日の女性として生きること~
康 玲子(カン ヨンジャ)さんの話を読んで
胸がいっぱいになりました・・・
明日、今日よりもうすこし元気になったら
市立図書館と男女共同参画センターに
「We」を置いてもらえるよう頼みに
いかなくっちゃ・・・