はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

「おひとりさまの老後」読書会

2008-10-27 | 読書ナリー
2008年10月27日(月曜日)
午前中は読書会
今日は「おひとりさまの老後」第3章です。

この章は、「おひとりさまの老後」のなかで
一番、心を揺さぶられたところです。

とくに《愛した記憶の「在庫」は多くても困らない》を
読むたびに、わたしより先に逝ってしまった大切なひとのことを
思い出してしまうわたし・・・

 喪失の経験がつらいのは、同じ時間と経験を共有しただれかが、
 その死ごと記憶をあちら側へ奪い去ってしまうから。
 記憶とは、そのひとのなかに自分が生きているということだから、
 その人の記憶のなかに生きていた自分の大切な部分を
 もぎとられてしまう。
 それはとりかえしのつかない喪失だ。
 埋めようと思っても埋め合わせることのできない欠落感が生まれる。
      P126《愛した記憶の「在庫」は多くても困らない》より

死んだ時のままの年齢からけっして、歳をとらないひとと
年々老いてゆくわたしとの記憶の溝は広がっていく・・・
たとえ同じ時を過ごしたのが、たった数時間であっても
愛した記憶が深ければ深いほど、わたしの喪失感は
愛した記憶よりもっと深い。

そんなことを思いながら、ちょっと涙ぐんでしまったわたしです。

さて、読書会のあとは、岐阜駅のアクティブGにある
「旬菜食健 ひな野」でランチタイム。
   http://www.hinano-net.jp/



おしゃべりもたっぷり楽しんで読書会の友人たちと別れました。

ちょうど、しらさぎ発車まで10分・・・
ついてるわ・・・
改札を抜け、ホームで自由席の表示のところに並びました。
なにげなく、隣のひとを見れば大きなキャリーバッグ・・・

わぁああああ・・・キャリーバッグを忘れてる!!!
そうなんです。
今朝、荷物でパンパンに膨れたキャリーバッグをコインロッカーに
預けていたのです・・・

あわてて、改札で忘れ物をしたからと言い訳をして、
コインロッカーへ走りました・・・

7007っていうキーナンバーにラッキーっておもわず
ガッツポーズしていた今朝のわたしが、とてもはずかしい・・・

バッグを取り出し、ガラゴロガラゴロと騒々しい音をひびかせて
開札にたどり着いてみれば、
「ドアが閉まります。黄色い線までお下がりください」のアナウンス・・・

何事もなかったような涼しい顔をとりつくろい、ガラゴロガラゴロ・・・
もと来た通路をあともどりするはるみ・・・

よっしゃ! 2時間あるぞ! と気を取り直し、本屋さんへ直行。
1時間ほど立ち読みしてましたが、足がいたくなってきたので
お向かいのカフェへ移動。

熱い珈琲で一息・・・
文庫を読みだしたとたん、物語の世界へ突入してしまい、
ハッと気づけば、またまた発車まで10分しかない!

そのむかし、1000円で買ったキャリーバッグは
いつ壊れてもおかしくないしろもの・・・
音が大きいのも車がすり減ってる証拠だし・・・
ア~、ガラゴロガラゴロ・・・うるさすぎ・・・
などと毒づきながら走って改札を通り抜けホームへ一目算。
1・2・3・4・5・・・
アチャア! 7人目だわ・・・座れるかしら・・・

座席を2つ占領しているオバハンに(わたしよりは・・・です)
イヤイヤ荷物をどけてもらい、ホッ・・・

「チョット! イスまわすで!」という怒気を含んだ声に
起こされるまで、眠りこけていたわたしです。

眠ってはいけないと思いながら、米原・敦賀間もしっかりグッスリ。
「つるがぁ~つるがぁ~」というアナウンスで飛び起きて
なつかし敦賀駅のホームに降り立ったとたん、ブルッ・・・
さぶい・・・

今、くしゃみがとまらないのは、ホームでブルッ! が
悪かったのかなぁ・・・
コメント
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