岡部幸雄、もう引退したものの、武豊と並ぶ中央競馬界を引っ張ってきたジョッキー(騎手)の一人。新書という形ではありますが、馬とのこと、レースについてのことなどを結構語っている本だと思いました。
競馬を多少した(観戦、投票)ことがある人ならば、彼の名前を知らない人は、よほど最近始めた人くらいではないでしょうか。それほどまでに、大物です。別のスポーツで言えば、イチロー、ナカタ、やわらちゃん、と並ぶといってよいのではないかと思います。
本書では、馬の話も多いので、一部の人は抵抗があるかもしれませんが、プロならではの見識を読み取ることができます。どんな世界にせよ、第一人者が語る内容には、参考になることが少なくないのではないでしょうか?
本書で、もっとも印象に残ったのは、「成功、失敗について、過去の情報にとらわれると判断を間違ってしまうことがある」との指摘です。競馬で、過去のレースを知っているが故に、ある戦法をとらなかった、ということがあるんだそう。けれど、過去を知らない外国人騎手が、乗った感触(多分、馬と話をしているのでしょう)で、誰もがタブーとしてきた戦法をとって、勝ってしまう。
先入観にとらわれないことが、こうしたプロにおいても重要と再認識される!というのが、驚きでした。ほかにも、いろんなエピソード満載です。
ぜひ、競馬ファンはもちろん、そうでない人も、立ち読みでもしてみてください。語り口もやさしくて、読み進められるものと思います。
競馬を多少した(観戦、投票)ことがある人ならば、彼の名前を知らない人は、よほど最近始めた人くらいではないでしょうか。それほどまでに、大物です。別のスポーツで言えば、イチロー、ナカタ、やわらちゃん、と並ぶといってよいのではないかと思います。
本書では、馬の話も多いので、一部の人は抵抗があるかもしれませんが、プロならではの見識を読み取ることができます。どんな世界にせよ、第一人者が語る内容には、参考になることが少なくないのではないでしょうか?
本書で、もっとも印象に残ったのは、「成功、失敗について、過去の情報にとらわれると判断を間違ってしまうことがある」との指摘です。競馬で、過去のレースを知っているが故に、ある戦法をとらなかった、ということがあるんだそう。けれど、過去を知らない外国人騎手が、乗った感触(多分、馬と話をしているのでしょう)で、誰もがタブーとしてきた戦法をとって、勝ってしまう。
先入観にとらわれないことが、こうしたプロにおいても重要と再認識される!というのが、驚きでした。ほかにも、いろんなエピソード満載です。
ぜひ、競馬ファンはもちろん、そうでない人も、立ち読みでもしてみてください。語り口もやさしくて、読み進められるものと思います。
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