企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

統計データを使う人むけの入門書

2007年07月07日 | 本の紹介(ビジネス)
タイトルだけを見ると、「統計でウソをつく方法」とかの類の本を思い出すが、この本は、もうちょっと親切な本かなと思いました。いわゆる統計の基本中の基本を簡単な表現でまとめている本です。
平均値と標準偏差だけでは、ばらつき度合いはわからないよ!ということを、具体的に極端なデータを見せながら説明してあったりするのは、データを扱う初心者向けにはとても重宝すると思います。
まぁ、唯一、自身としてはぱっとしなかったのは、グラフを作るときの基本の説明。推移は折れ線で、同時期比較は棒で、というのは原則ではあるとは思うものの、それでなければならない、と言うのではないと思います。円グラフについては、比較が量的にはしにくいというデメリットもあり、100%棒の方がよかったりもする、ということがあるわけですしね。
他にもいろんなエピソードを交えたデータに関する説明がありますし、多分なれた人なら1時間程度で読めてしまうでしょうから、ぜひ一読してみましょう。パーセントの話なんて、もう同意しまくりで、よく言ってくれた!って思いました。
物書きさん(特に新聞屋)には読んでもらいたいです。

ウソつきは数字を使う (青春新書INTELLIGENCE 177)

青春出版社

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ホテルマンには読んでもらいたい本

2007年07月04日 | 本の紹介(ビジネス)
キャピトル東急ホテルの加藤さん、というと、著名人にとっては知らない人がいないくらい有名なホテルマンだったそうです。ホテルのサービスと言えば、りっつ・カールトンが有名ですが、この本の著者の加藤さんは、コンシェルジェとして、またマネジメント側としても、相当立派に仕事を勤め上げた方だったようですね。
テレビの特集で、ちらっと見たことはありましたが、まさか腎臓をだめにして弟さんの腎臓を移植してもらっていたとは・・。それでも、お客様の喜ぶ顔、そして期待されていることを知り、想い、できるだけお客様の前にでるようにされていた、ということが文面から知ることができます。
キャピトル東急は、現在建て替え中。新しくなっても、加藤さんがホテル側として出てくることはないのだとは思いますが、きっと、来賓としてオープンには顔を並べられることと思います。
サービス業の人、小売業の人、またいろんな業種の人にとって、この本は学べるところがあるのではないでしょうか?個人的には公務員の方に読んでもらいたいですけれどね。

伝説のホテルマン「おもてなし」の極意

アスキー

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ひとつの参考になる本。地震対策はしておいたほうが・・・

2007年07月04日 | 本の紹介(ビジネス)
地震はいつやってくるか、日本沈没じゃないけれど、本当にものすごい震災がわかったとしても、やはり報じることはないんだろうなぁ、パニック対策で。。で、この本は、地震のときに、せめてどういうところにいるべきか?ということをとてもわかりやすくまとめてくれている本です。
同じ危険な場所であっても、縦揺れ、横揺れの際に、どう行動したらまだましなのか?ということを書いてあります。最初に大きいのが来てしまい、そもそも逃げられなかったような場合は、もうどうにもなりませんが、10秒とか逃げられる可能性があるならば、どう動いたらいいかがまとまっています。
本書の後半の部分に、地域ごとの断層とかの情報がありますが・・、まぁここはあまり詳しくなくそんなに参考にはならないかも。
万が一、のときにはどうにもならないとは思いますが、一応、こんな情報もあるんだぁ、と思って読んでおくことをお勧めします。特に、通勤電車の中とか、意外と危ないというのは、確かにそうかもなぁ、と思ったところ。
入門書ですので、詳しいことは別の本なりを読んだほうがよいとは思いますが、とにかく気になって仕方ないという人は、本書から始めてみては?

大地震 死ぬ場所・生きる場所 All About Books

ゴマブックス

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