企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

日本の富裕層、147万人も!

2007年07月08日 | 企業の一般的な話
日本の富裕層、147万人というのは本当だろうか?現在の税金は、基本的には所得と固定資産に対する税金であるため、金融資産についての統計って存在していないと思う。だから、こうしてメリルリンチなどの推計データがニュースに掲載されるのだろう。それにしても、147万人。ひとつの世帯に2人以上そうした富裕層もいるかもしれないので、ちょっとさっぴいても100万世帯はそうした富裕層世帯が存在していると言うことだ。ちなみに、単身者世帯を除く世帯数は3400万世帯。ということは34世帯に1世帯は富裕層ということになるのだろう。
果たしてそんなにいるのかなぁ?とは思う。これが金融資産ではなくて、不動産なども含めてよければ、それくらいの人数はいてもおかしくないかな、とは思うのだが。
あ、でも金融資産って、現預金だけではないんでしたね。株なども入るし、最近、地方で売れていると言う個人向け国債なんかもそうなんでしょう。株なんかは、IPOした企業とかで持ったままの人は少なくないのでしょうね。
しかし、お金って使って初めて効用を生むものであって、そんなに溜め込んでどうするのかな?とは思います。知り合いにも、親の代からの不動産を処分して、億円あまりを手にした人がいますが。。まだ運用には手がつけられていない状態のようです。
税金による富の再配分が必ずしもうまくいっていないこの時代、いろいろなお金の使い方を考えてみてはどうだろう?と思いますね。



日本の「富裕層」、147万人に…金融資産100万ドル超(読売新聞) - goo ニュース

100万ドル(約1億2300万円)以上の金融資産を持つ日本国内の「富裕層」が、昨年1年間で5・1%増加し、147万人となったことが、米証券大手のメリルリンチなどが実施した調査でわかった。
 増加率は、前年(4・7%)を上回った。富裕層は企業経営者が多いとみられ、同社は「戦後最大の景気拡大が続き、ビジネス環境が好転したことが要因ではないか」と分析している。
 世界全体の富裕層は、新興国の急成長を背景に8・3%増えて950万人に達した。日本の富裕層はこのうち15・5%を占め、米国に次いで世界2位となっている。
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将棋の本ではない・・うーんメタ認知とか系かな?

2007年07月08日 | 本の紹介(ビジネス)
羽生善治、現在もなお将棋界の第一人者。森内、佐藤、渡辺がすごいとは言っても、やはり羽生には当分かなわないのでは?(個別タイトルでは勝てるかもしれませんが、他の人が4冠とかってあまり想像できません)本書は、その羽生さんの思考について論じている本です。読み物としては面白いと思いました。一方、自分の考え方に参考になるか?といわれると。。あんまり参考にはならなかったかも(笑)。
自戦記が、客観的に書いてあり、名前ではなく先手・後手と表記することや、対戦相手が悪手を指すといやな顔をすること、なんかを知ると、この人って本当に将棋の世界に生きている人なんだなぁ、と感じてしまいます。
読者のほとんどは、すごさを知りたいのではなくて、そのすごさの一部をどこかまねできないか?と思い読んでいくことになるでしょうが、うーん、そんな簡単ではないような気がしますね。
たとえて言えば、ビジネスの世界では、本当に大事な要素については一切妥協せずに徹底して調べるのと似ているでしょうか?True Northを目指す会社もそうだったような気がします。
ただ、その本当に大事なことというのが何か、がたいていわからない。だから、間違えてしまい、多くの業務が無駄になることがある。
これって、将棋での形勢判断にも近いかもしれませんね。ビジネスも、将棋も、最後の詰めの段階までは、すべてを読みきることはできません。その中で、どう形勢を判断し、どう着手していくのか。なるほど、そういう読み方をすれば、参考になるのかも。でも、その仕方はこの本には書いてはいないです。

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