企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

リーディング・リテラシー

2007年07月28日 | 企業の一般的な話
10年前のビジネス書事情と比べ、最近はなんだか原理原則への回帰、そして基本についての本が多いのだろうか?ロジカルシンキングにしても、難しい本から出てきて最近は、中学生向けの本がベストセラーになるほど。また、○○の人、××の人、など反対の意味の言葉を並べる(対意語/反意語・・これってどっちが正しい?)タイプの本とかがかなり売れている気がする。
10年前、というかもっと前かもしれない。このジャンルの本はどちらかというとノウハウ本が多かったような気がしている。純粋なビジネス本よりも、経済書か、わかりやすいノウハウ系ばかりだったのが、MBAブームなどを経て、多くの人がビジネスについて関心を持つようになったのだろうか?
とはいえ、数が増えている一方で、質の悪いマーケティング関係本なども増えていると思う。もっともそういう本はAmazonでは書評がつかないか、ついても酷評されている。そういう本が有名書店では9割。中小書店でも7割くらいはあるのではないか?本を読めといわれた人が、書店に行くとどれを選んでいいかわからなくなる、ということは大いにありえるのではないか?
読書=趣味のひとつ、という位置づけの人については特に何も申し上げることはないが、読書=勉強の一形態、という人へは、ぜひ書評やランキングなどを参考にして本を選んでもらいたいと思う。
私も、はずれ本を書店で選別してはいるが、それでも1/3は結果的にははずれを引いている。これがネットで買うときにはもっと多い、半分ははずれ(泣)
まぁ、はずれも勉強、だとは思っているが・・・。多くの人が、リーディング・リテラシーをつけて、よりよい本が出回り、またレベルアップされることを願う。(それに、自分でもよい本を出したいものだと思う)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする