企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

阿波晩茶、阿波番茶のお話

2007年11月09日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
徳島の上勝、そして相生(今は那賀川町らしい?)で産出される「阿波番茶(晩茶)」、中国から茶が伝わったままの製法で作り続けているというお茶がある。後発酵茶という類の一つで、プーアル茶などに近い作られ方のお茶だ。この番茶、名前から見れば、1番茶ではない○番茶のようにも思えるが、きちんとした一番茶。どうもこの地には、半田素麺(JAS分類では冷や麦)のような、なかなか誤解しそうな名称があるようで。。
先日、徳島へ寄ったときに大袋をひとつ購入してきた。少し酸味があるけれど香ばしい、まぁ味的には一般的な番茶を少し酸っぱくしたようなお茶なんだけれど、カフェインが含まれておらず、乳酸菌発酵していることから、多少は乳酸菌の恩恵が受けられるそうだ。熱いお茶に乳酸菌が残るのか?そんなことはよくわからないけれど。
伝統的な製法で、作る人も限られていることから産出量は極めて少ないとは言うが、徳島であればその辺で普通に買うことができる。さて、このお茶だが、どうやら健康茶として、少し話題になったこともあるのだそう。毎日一リットル、1週間飲んだ人の血糖値や中性脂肪値が下がったという報告が、紹介サイトにも掲載されていた。まぁ、あるあるの例もあるので、そうした効果のほどは話半分に聴いておかなければならないだろうけれど。。。
気になったのは、徳島の糖尿病の人の比率が、たしか全国一だったこと。地元の健康茶を皆は飲んでいないのだろうか?と思ってしまったのだ。お茶というのは生活習慣だから、このお茶を毎日飲んでいる人に糖尿病が少なかったりすると、なかなか面白いと思うのだけれど。県はそういうことは考えもしないのだろうか?それとも、因果関係がないと結果が出てしまっているのかな?
私自身は、今のところ糖尿の虞はないと思っているけれど、将来どうなるかはわからない。ただ、昔を振り返ってみて、遺伝的に糖尿病が多い土地だったとするならば、その地で、正直、さして美味とは言えない(なれればおいしいのだけれど)お茶が続いてきた、というのは理由があったのかな、と思ったまで。
徳大の先生で、そういう視点で患者に番茶をすすめてみたり、してる人はいないのだろうかな?
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