企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

食イベントへの不信

2004年11月03日 | 趣味関係(食IT音楽を含む)
池袋東武の上に、諸国ラーメン探訪区という名前の場所がある。ここには、数ヶ月単位で、地域地域のラーメン屋がやってきては、その味を披露していく。だが、実態は、披露ではなく、ブランドの疲労をおこしている状態だ。10月末から、旭川ラーメンの店がやってきた。TOKYO 1週間という雑誌にも掲載され、結構期待されたのだ。
このラーメン、おおいなる期待をもって食べに行った。店に到着、2時すぎだというのに、それなりに混雑している。美味しければいいのだけれど、と、思いもしない言葉が出てきたのは、席について、ちょっとしてからだった。なにがそう思わせたのかわからないが、アルバイト的な女の子が多く、あまり接客ができていないのを見てそう感じたのだと思う。
私が頼んだのは、味噌ラーメン。そういえば、先日、京都でも味噌ラーメンで失敗したのだったっけ。一緒に行ったラーメン好きは、醤油ラーメン(旭川がしょうゆとんこつで有名だと知っていたらしい)。私が頼んだ味噌ラーメン。味的には、多少の深さはあった。だが、ぬるい!小児向け?と思うくらいぬるい。醤油を味あわせてもらったが、こっちは熱々だった。で、醤油ラーメンの方だが、味が薄い。確かに、魚介系の出汁は感じられるが、全体に薄っぺらい味。どうも、また、失敗してしまったようだ。1杯1000円のラーメン。半分食べずに出てきてしまった。後味も悪く、結局、ごはんはそれだけにしてしまう。

ラーメン店に限らず、こういう食関係のイベントは、どうもいかんな、と思いはじめた。その時だけの、一度限りの客ばかりを相手していれば、とりあえずイベントとしては成功するかもしれない。顧客の満足は、別として。きちんと、ある場所で営業を続けていく、そういう店であれば、今回のような手抜きはしなかったのでは?と感じる。旭川にあるお店では、まともな味を出しているだろうし。
日本各地に、ラーメンをテーマとしたイベント場所がある。たぶん、まともなのは新横浜、大宮あたりではないだろうか?新横浜は、やはり総本山、いろんな人の目に、舌(口腔)に、鼻に、胃にさらされる。大宮は、評価が低い店は、撤退させられる。
国内にラーメン店(中華料理屋も含む)は、4万軒から5万軒、と言われている。その中で、リピーターをしっかり掴めている店はどれくらいあるだろうか。一度だけの客を相手にしていたのでは、数年ともたずに廃業していくことになるだろう。そんなお店に、客の大事な食事の機会をうばわれて、どうだろうか。
これは、ラーメン店に限った話ではない。人様に物を販売する企業は、すべて、顧客の満足について責任があるはずだ。満足の押売りはいけないが、考えてもいない様では話にならぬ。
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