先週は細かい末梢など含めて予定6件の予定となっていましたが、緊急が3件入り、しかも土曜日に2件、しかも日曜日も、透析病院の先生を呼んで内シャントの手術がありましたので、週末はありませんでした。
今週もなかなかであり、ステントグラフトや細かいのを入れたら9件の予定となっております。
昨日は胸腹部の動脈瘤でいわゆるⅡ型で、一番大変なやつであります。
遠位弓部から、総腸骨まで行きました。ただ、途中の腹部分枝のところは太くありませんでしたので、そこだけ残してきました。
肋間動脈は名大の上田教授がやられている自動吻合器で血管ロール作って再建する方法を取りました。
今回は循環停止法で行いましたが、11時間の長丁場になり、病棟に帰ったのは12時近くになり、ちょっと疲れが残り気味。
幸い、出血もなく、朝方、人工呼吸器を離脱しました。
やはり、胸腹部は大変であります。定型的手術となればよいのでしょうが、なかなか症例もないですし、合併症も多く、患者さんも、こちらも、みな好んでやりたがる手術ではないですね。知らぬが仏、触らぬ神に祟りなしというのもあります。
今週もなかなかであり、ステントグラフトや細かいのを入れたら9件の予定となっております。
昨日は胸腹部の動脈瘤でいわゆるⅡ型で、一番大変なやつであります。
遠位弓部から、総腸骨まで行きました。ただ、途中の腹部分枝のところは太くありませんでしたので、そこだけ残してきました。
肋間動脈は名大の上田教授がやられている自動吻合器で血管ロール作って再建する方法を取りました。
今回は循環停止法で行いましたが、11時間の長丁場になり、病棟に帰ったのは12時近くになり、ちょっと疲れが残り気味。
幸い、出血もなく、朝方、人工呼吸器を離脱しました。
やはり、胸腹部は大変であります。定型的手術となればよいのでしょうが、なかなか症例もないですし、合併症も多く、患者さんも、こちらも、みな好んでやりたがる手術ではないですね。知らぬが仏、触らぬ神に祟りなしというのもあります。
メイン施設でTAAAオペがある場合、我々も人工血管のバックアップはもちろん、長時間に至るフォローで人工肺、カルジオトミーリザーバの在庫増、夕方以降の予定のキャンセル、緊急出動対応への禁酒(笑)。
腎動脈灌流の打合せから、Femカニューレの検討、毎回とても大変です。
もちろん先生方の労苦には遠く及びませんが…。
最も恐ろしい症例ですよね、間違いなく。
よろしくお願いします!
あのね、詳しくは論文見てもらえばわかると思うのだけど、europian JCTSにa vascular tube for intercostal artery reinplantatonで載ってるよ。
簡単に言うと、再建したい肋間動脈のある瘤壁を直径2cmぐらいに縫縮してしまうのよ、そこに分枝をつなぐという方法、上田先生は循環停止でやらんので、とにかくスピード勝負という事もあり、自動吻合器でガチャコンとロールを作って後から補強するという方法を取っていまして、今回は我々もその方法でやりました。確かに自動吻合器使うと、トリミングの必要がないので、よいですよ。一つ欠点としては、当然だけど自己の瘤壁が残ってしまうということ。遠隔期に2例で閉塞があったと書いてあるが、遠隔期にゆっくり閉塞するぶんには問題ないのだと思います、むしろ閉塞したほうが瘤化しないで、よいのではとも思ったりする。
血管ロールという発想は、他の発表もいくつかありますが、上田先生のすごいところは、それを自動吻合器でやろうと思ったところだね。
以上、参考になったかな
ありがとうございました。GOLF、頑張ってください!!!