あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

栗駒山を見て

2013-03-15 20:35:55 | インポート

いつも 見慣れた姿で そこにあるはずなのに、青く透き通った 空が広がり それに向かって 凛として立つ 栗駒山の姿に 見とれてしまいました。

まだ手の入らない 刈田が 山に案内するように 目の前に広がっています。その先に低い山並みが続き、その向こうに 雪化粧した栗駒山が 晴れやかな表情で ゆったりとそびえています。雪の白さと その頭上に広がる 空の青さとが 絶妙に 調和した美しい世界をつくりあげています。

そこに 山があり その上に 限りなく青く澄んだ空が広がり 山の下には 古くから人々が耕してきた田畑がひろがる世界に 改めて 故郷そのものを感じました。

空が好きなせいでしょうか。3月11日に見たせいでしょうか。地上と空とを結ぶように立つ 山の姿に、天に向かう意志と 諸々の祈りが 込められているような気がしました。

やがて 田起こしが始まり、雪溶けに合わせて 田に水がはられ、田植えをする光景が見られるようになります。その頃には 山に 種まき坊主が見られ、青々と稲が育つころには 駒姿となった雪渓が 見られるようになります。

木々の芽吹きも始まり、コブシやヤマザクラも花を咲かせます。雪解けの清流の中にミズバショウの姿も見られるようになることでしょう。

もうそこまで、春が来ているよ と告げるように、フキノトウも顔を出しています。福寿草も 咲き出し、カタクリの花も咲き始めることでしょう。

耳をすますと 春の足音が聞こえてきそうです。

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コメント (2)
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