あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

渡り鳥のように

2017-01-29 21:44:17 | 日記



内沼で見た白鳥です。
翼を広げ 首を伸ばし 体全体と鳴き声で 自己表現しています。

その表現が求愛行動なのかどうかはわかりませんが、
出会いの喜びを 一心に 体と声で 伝え合っている姿に
一期一会を体現し合っているような … 美しさを感じました。

新聞によれば、伊豆沼・内沼に渡って来る白鳥が、この冬 急激に増えているそうです。
1月の調査で確認された6461羽は、前年より約4700羽多く、ほぼ4倍増とのこと。
その理由は、昨年の10月から 沼の再生事業として岸辺のヨシを刈り取るため、沼の水位を
約15センチ浅くしたそうです。それによって白鳥たちは、これまで食べられなかった深さの
レンコンにも届くことができるようになったからなのでは…ということです。

渡り鳥は、いくつかの国境を越える長旅を通して日本にやってきます。
この渡り鳥と同じように、人間も自由に国境を越えて往来できると思っていたのですが、
そうは考えない人もいるようです。

アメリカのトランプ大統領は、不法移民を取り締まるという名目でメキシコとの間に人為的に壁を
つくろうとしており、イスラム教徒や危険視したイスラム国家の国民の出入りを規制するなど、
多様性を認める移民国家でもあるアメリカの土台を揺るがすような 政策を進めようとしています。
イギリスが移民の流入を防ぐためにEUを脱退したのと連動するかのように 自国の繁栄や利益
のみを求め 移民を排除し内へ内へと志向するアメリカの行方に、大きな不安を覚えます。

自由・平等・民主主義・人権尊重などの普遍的な価値観や考え方までが、自国の利益優先という
独善的なものさしで 否定されてしまう危険性さえ感じます。

自由な渡り鳥のように国境や国益などにとらわれず、この世界や日本の在り方について考えてみる
ことが必要なのではないかと強く感じています。
 


講演会に参加して

2017-01-23 10:46:10 | 日記
「寒いね」と話しかければ 「寒いね」と答える人のいる あたたかさ

先日講演会で、講師の林義子氏(「東京いのちの電話」の立ち上げに関わり、
以来46年間 相談活動に取り組んでこられた先生)が、取り上げた 俵万智さんの歌です。
 「いま、ともに生きるとは?」という演題での講演だったのですが、まさにその答えと
なる歌なのではないかと強く感じました。
 いま 人と人との関わりが希薄となり、かけがえのないいのちが軽視され簡単に奪われて
しまうような事件や出来事が後を絶ちません。
 でも、人との関わりにおいて、この歌のように かけた言葉を受け止め 返してくれる人
がいることで 心があたたかくなる、 そういった関係を 取り結ぶことができれば、多く
の人と 心の通う人間関係がつくられていくような気がします。
 寒いね という言葉のやりとりに過ぎないのに、同じ言葉を交わすことで言葉に込められ
た思いまで共有し合えたからこそ、同じ場所に同じ思いでいる隣人といった温もりを感じ合
っているのかもしれません。
 決して自分は一人ではなく ともにいまを生きる仲間がいる、そのことを気づかせてくれ
る あたたかさだったのではないかと思います。 

 講演の中で、もう一つ 印象に残った言葉がありました。
     Doing ではなく Being
大切なのは、人のために何かをしてあげるのではなく そばにいてよりそうこと

 多くの人の悩みや辛苦に向き合い相談活動に取り組んでこられた林先生の よって立つ
スタンスなのだと思いました。
一人のいのちが 一人のいのちを受け止め よりそって関わっているような そんな姿が
目に浮かびます。
 
 ともに生きることの意味や大切さについて、改めて考える機会を与えていただいた講演会
でした。
 
まだまだ 学ぶこと・考えること・実践することがいっぱいあり、人生の修行半ばなり 
と感じています。

今年もよろしくお願いします!

2017-01-01 22:49:48 | 日記
明けましておめでとうございます。
雪のない 穏やかで 暖かい元日となりました。

明るい日差しは、今年の前途が 希望に満ちたものであることを暗示しているのでしょうか。

アメリカにトランプ大統領が誕生することで、日本や世界にどんな影響があるのでしょうか。
核兵器の増強を声高に主張する等、不穏な言動に世界中が揺れ動くような事態だけは
避けてほしいものですが……。

真珠湾で日米の和解を強調しながら、翌日には防衛大臣が韓国や中国の反発を招くことを
承知の上で 靖国神社を参拝するなど、安倍総理を中心とした政府の外交姿勢に大きな
矛盾を感じてしまいます。

こういった心配が払しょくされるような 新しい年であってほしいものです。

戦争や紛争、民族の対立やテロ、大きな自然災害や事故のない 誰もが世界の平和を実感
できるような 心安らかな年であることを 心から願います。

個人的には、新しい年に合わせ 新たなことに挑戦していきたいと考えています。
「できるうちに できることに挑む」 そんな前向きの構えで過ごしていけたらと思って
います。

ブログの中で その挑戦ぶりも紹介していく予定です。

どうぞ 今年もよろしくお願いいたします。