あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

絵本「 みんな おやすみ … 」を読んで

2010-10-31 17:27:35 | インポート

 先日仙台に用事があって出かけた時に,本屋に寄ってきました。久しぶりに子どもの本のコーナーをのぞいたら,とってもいい絵本がありました。創作童話コンテスト大賞を受賞した作品を絵本化したもので,和木亮子作・いもとようこ絵・金の星社の「みんな おやすみ …」という絵本です。その中に「ねむれない夜に」という題の原作も入っていて,絵本と原作とを比べながら読むことができました。絵本になるまえの原作としての良さ,また絵と簡潔な文章とがマッチした絵本として良さの両面を味わうことができました。

 以下に紹介するのは,絵本の方です。

 冬の眠りに入ることができなかったくまのもとに,もうくまはねむったころだと思い,どうぶつたちがやってきます。のねずみをはじめとしてりす,たぬき,きつね,いたちがやってきます。くまはねたふりをします。動物たちはみんな,雪まみれのつめたくなったからだで,くまのからだにだきつき,あたたかくなります。くまは,つめたいのを我慢してねむったふりを続けます。最後にうさぎの親子がやってきて,同じようにくまのからだにだきつきます。くまのもとにやってきた動物たちは,これまでくまをふとんにして冷たい冬をすごしてきたのです。くまは,これまでひとりぼっちでさみしくねむっているとおもっていたのですが,そうではないことをしってうれしくなります。そして,みんなのからだのおふとんもあったかくて,いっしょにふかいねむりにはいっていく……というストーリーです。

 挿絵では,くまをはじめとする動物たちが,とても可愛く優しい表情で描かれているので,絵を入口としながら,自然な形で温かい物語の世界に入ることができます。お互いにお互いのことを想い,温かいふとんになっておだやかな眠りにつくまでの様子が,まるでこたつにあたっているような感じでぬくぬくと伝わってきます。気持ちよさそうにくまや動物たちが眠る姿を見ていると,自分もふとんの一つとして加わり,一緒に眠ってみたくなります。

 生きる中では,目に見えないところでも,いろんな人に支えられて生かされている面があるように思います。一人ぼっちだと思っていたくまは,自分が他の動物たちを温め,また他の動物たちに温めてもらっていることを知ることで,心の中までぽっかぽかになりながら,あたたかいねむりにつきます。

 読み終わった後には,だれもが温かい気持ちになる絵本です。寒い冬に向かうこの時期だからこそ,なおさらその温もりを感じるのかもしれません。

 私自身が描いてみたいと思う物語の世界も,そんな世界です。まだまだ試行錯誤の段階にありなかなか完成までたどりつけない状況にありますが,納得できる作品が仕上がった時には,是非紹介したいと思っています。

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星野新監督を迎えて

2010-10-28 08:38:02 | インポート

楽天イーグルスの新監督に星野仙一氏が正式に決まりました。

闘将星野が,熱いチームをつくってくれるものと期待しています。

記者会見で,星野新監督は次のように語っています。

「久しぶりにユニホームを着させていただいて、野球人として幸せです。(監督を)やるからにはフロント、現場、ファンとともに元気のあるチームを作ることが歴史を作ることだろうと思います。杜の都を熱くさせてやろうと、今日仙台空港に着きました」

星野さんにとっては,楽天が最後のユニホームを着るチームになることと思います。阪神のオーナー付シニアディレクターとして務めることができたのに,その職を辞し,この東北の地に監督として赴いた決意に対して,心から敬意を表したいと思います。

元気なチームづくりは,監督としての新たな熱い野球人生のスタートであり,楽天の新たな歴史づくりの始まりでもあります。一ファンとしても,熱いハートで星野監督と選手を応援していきたいと思っています。

また,星野新監督は,チームづくりについて次のように答えています。

「昨年2位で今年最下位、地力というのがまだまだついていない。人作りをしながら勝ちに導くのは難しい部分があるが、選手とともに戦っていこうと思っています。(選手には)一人一人がレベルアップを図ってこい。想像以上の選手だと言えるようになってこいと言いたい」

「選手とともに」というメッセージの中に,星野さんの監督してのスタンスが表れているような気がします。選手一人一人に,ともに強いチームをつくっていくために,最善の努力を続けていこう!といった熱いメッセージをおくったのではないかと思います。

今日のドラフトでどんな選手が新たなメンバーとなり,トレードでどんな選手が新戦力として加わってくれるのかも楽しみです。

星野監督と選手が熱い思いで一つになり,来年に向けてどんなチームが出来上がるのか,熱い期待を込めて見守っていきたいと思います。来年は,球場へ行く機会も増えそうです。闘将軍団としての楽天イーグルスの戦いを間近で熱く応援していきたいと思います。

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深まる秋を 感じます!

2010-10-26 09:23:43 | インポート

田んぼの用水路沿いに,イヌタデ(アカノマンマ)が群落をつくり,赤いじゅうたんのように咲いています。そのわきに,小さい花ですが,淡いピンクのミゾソバのかわいい花が咲いていました。ミゾソバも群落で咲いているので,そこがまるで小さな秋の花園といった感じがしました。咲きそろう庭の花もきれいですが,道端に見つけた野の花の咲きそろう姿もいいですね。自然の演出する秋をそこに感じます。

花が服に付くアメリカセンダングサも,緑から赤茶色に全体の色合いが変わり,ちょっと服をゆすっただけでは落ちない立派なくっつき草になりました。そばを通るだけで,服にしっかりとつきそうです。子どもたちと,この花のくっつき合戦をして遊んだことを思い出します。職員室にもどり,子どもたちがそっとつけた花が背中いっぱいにあることを教えられて,笑ったことを思い出します。

隊列をつくって飛ぶ渡り鳥の姿をよく見かけるようになりました。見上げていると,隊列がさまざまな形に変化し,分かれたり,集まったりする様子が,面白くみごとで,見とれてしまいます。

隊列から離れて1羽だけ別方向に飛んで行ったり,遅れてしまう鳥もいるようですが,きちんと群れの中にもどることができるのかどうか心配になります。

頭上を群れが通り過ぎて行く時には,そのせわしく動かす羽音や息遣いが,鳴き声と一緒に聞こえてくる感じがします。

落ち穂を食べに舞い降りたハクチョウやガン・カモたちの姿を,田んぼで見かけるようになりました。人間と野生生物との理想的な共存の在り方を見ているような気がします。

早朝ウォーキングで,手が冷たくなる時があります。朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなり,秋から冬へと一歩一歩季節が移り変わっていくようです。

先日,愛車でドライブをし,宮城の花山側から栗駒山に向かい,山越えをするように須川温泉経由で一関に降りました。途中で見た,青い空を背景に栗駒山全体が秋色に染まった景色が壮観で感動的でした。山の上は紅葉の最盛期を過ぎ晩秋といった風情で,中腹あたりが最盛期で,さらに下のあたりは来週ごろから紅葉の最盛期を迎えそうな感じがしました。

もう,秋の背中を見る季節になったのかなあと実感します。

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楽天の監督:星野さんに期待すること

2010-10-22 07:25:31 | インポート

 楽天の監督は,星野さんに決まりそうですね。闘将星野ですから,これまで以上に熱い野球が展開されるような気がします。課題は,現有勢力に新たにどんな新勢力が加わるかという点だと思います。

 岩隈が抜けるのは大きな痛手です。その代わりとなる投手陣(リリーフ陣も含めて)の充実が必要ですね。また打線も同様で,中村ノリの代わりとなり,山崎には気楽な打順で打ってもらうため,打の核となる強打者が必要なのではないかと思います。

 28日のドラフトでどんな新人選手が新たに加わることになるのか,楽しみです。早大の大石投手がドラフト1位候補になる可能性が大のようですが,将来の楽天のエースが入団してくれるとうれしいですね。また,打線の方でも将来中核となって活躍する選手の入団を期待したいと思います。トレードでも,力強い助っ人として活躍してくれる実績のある選手の入団を期待します。

 また,秋と新春のキャンプを通してチーム力の強化を図り,現有勢力(特に若手)のさらなる飛躍を期待したいと思います。(野球をやりたくてうずうずしていた)という星野監督ですから,厳しいキャンプや練習になるとは思いますが,熱い思いを選手と共有しながら,闘志あふれるチームをつくりあげてくれるような気がします。

 来年の今頃は,楽天がパリーグの覇者となり,日本シリーズへの進出が確定するような状況を期待したいと思います。野球シーズンの最後まで,楽天が勝ち残り応援できると最高ですね。

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我が家の愛犬・食いしん坊クウタ

2010-10-21 09:02:02 | インポート

 このごろ,クウタは新しい反応を身につけました。クウタの前で,ポケットに手を入れると,お

すわりをするのです。とても立派に,血統書つきの犬のように気品あるポーズで。

 なぜかというと,理由は簡単です。食べ物がもらえるのではないかと期待してのポーズだか

らです。

 最近,飴をポケットに入れるようになりました。離煙対策として舐めるノンシュガーのコーヒー

飴です。いつだったか,この飴をクウタにあげることがあったのです。コーヒー味だから,まさか

犬は食べないだろうと思っていたのですが,ポリポリと音をたてながら美味しそうに食べたので

す。食べたがり屋の性格だったことをすっかり忘れていました。

 その後から,私がポケットに手を入れると,すぐにそばにやってきてあのおすわりのポーズを

とるようになったのです。

 先日は,クウタをつないである近くの畑で,種まきをしていたら,しきりにほえるのです。畑の

向こうに住む大好きな犬に向かってほえているのかと思ったのですが,ちがっていました。種を

大事に埋めている様子を見て,その種がおいしい食べ物のように見え,「おれにも,分けてちょ

うだい!」とリクエストしていたのです。種をもって近づくと,もうすでにあのポーズをつくって待っ

ていました。食欲の秋だからでしょうか。食欲があるのはいいことなのですが……。

 我が家には,2本の渋柿の木があります。ただし,そのうちの一本がその年によって実の一

部が甘柿に変身するのです。これまでの試食では甘柿には当たっていないので,今年はだめ

かなと思っていたのですが,昨日赤く色づいた実を食べたら美味しかったのです。熟して甘く

変身したのかなあと思い,試しにそれほど赤くない実も食べてみました。ところがこの実にも,

種の周辺にごまがあり,ほどよい甘さの柿になっていたのです。

 この様子を見ていた食いしん坊が例のごとくさかんにほえるので,半分食べた柿の実をあげ

ました。実はかじりませんでしたが,満足そうにその甘さを味わうようになめていました。

 もう一本の柿の木には,大きい実がいっぱいになったので,干し柿と一部を焼酎で渋抜きに

しようと考えています。

 実りの秋と食欲の秋を実感するこのごろです。

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