あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

楽天イーグルスの優勝

2013-09-29 18:34:05 | インポート

球団創設9年目の悲願の優勝。その瞬間をテレビで見ながら、思わず拍手をしていました。同時に胸の中に熱いものが込み上げてきました。星野監督の目にも、選手や応援する人々の目にも感動の涙がありました。それを見ながら改めて込み上げてくるものがありました。被災地の楽天ファンの皆さんの心にも大きな感動があったのではないかと思います。

シーズンの負け数が、100敗に手の届くところまで苦戦を強いられた1年目の頃から、田尾・野村・ブ゛ラウン・星野の監督を経て、ついに優勝を勝ち取ったのですから。これまでの苦労と努力が報われた瞬間でした。何よりも選手たちがそのことを実感したのではないかと思います。

震災があった年の島選手の言葉のように、被災地に勇気と感動を与えたいという願いが、見事形あるものとなり叶えられた瞬間でもありました。

個人的にも、球団創設の年から地元にできた球団ということで、ファンとなり応援を続けてきました。最後に勤めた職場の仲間と毎年、楽天の試合観戦応援に出かけてきました。家族一緒に出かける機会もありました。インターネットで楽天主催のゲームは欠かさず見ながら応援するようにもなりました。ファンクラブの会員にもなりました。勝敗にそれほどこだわりを持たない性格だったはずが、楽天が負けた時には何とも言えない落胆の思いを抱き、勝った時には喜びを感じるようになりました。その喜びが最高の喜びとなったのが、先日の優勝の瞬間でした。

これからは、クライマックスシリーズを勝ち抜けば、日本一を決める日本シリーズのステージに立つことになります。悲願のリーグ優勝を果たした勢いとすばらしいチームワークで、是非日本一を目指してほしいと思います。ファンの一人として、できることならその戦いぶりを球場まで出かけて観戦し、熱い応援ができたらと思っています。

日本一を勝ち取ることができたら、どんな喜びを味わうことができるのでしょうか。その瞬間を今から楽しみにしていたいと思います。

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加藤登紀子コンサートに参加して

2013-09-28 10:46:19 | インポート

昨日、加藤登紀子さんを迎えての 仙台いのちの電話チャリティコンサートが、仙台でありました。懐かしい琵琶湖周航の歌、アンコールに応えてのエンディングでは 知床旅情、百万本のバラなどが歌われました。一緒に会場の皆さんと口ずさみながら、楽しいひとときを過ごすことができました。

震災後につくられた 「今どこにいますか」 「青いこいのぼりと白いカーネーション」は、被災地を回りながら歌い、歌を通して生きる力を 加藤さん自身も含め被災地の方々も 感じ取ることができたとのこと。悲しみを乗り越えて生きる力を、思いを込めた力強い歌声を通して 私自身も感じることができました。

コンサートは、2部構成となっており、後半の第二部は エディット・ピアフの生涯を語りながら、彼女のその時々の思いを込めて歌われた曲を紹介するという構成でした。ピアフの思いを汲み取りながら感情豊かに歌いあげるシャンソンに、シャンソン歌手としての加藤登紀子とピアフの生き方が重なるような印象がありました。歌は生きる力なのだと体現する姿に、本質的な共通点を感じ取ったからかもしれません。ピアフの歌うシャンソンも是非聴いてみたいと思いました。

加藤さんの語ったことに、心に残る言葉がありました。

男は、いつ大人になるのか?ずうっと子どものまま。女はずうっと大人のまま。

男はいくつになっても夢を求め、女はその姿にハラハラしながら男を見守り続けているのかもしれません。すべての男女に当てはまることではないとは思いますが、どこか大人になれない自分を意識するからこそ、そう思うのかもしれません。

会場でCDを購入した人はサインがもらえるということで、一緒に行った妻が2枚のCDを買い求め、コンサート終了後にサインをしてもらいました。サインの際に握手もしました。優しいまなざしと手のぬくもりが印象的で、ますます加藤登紀子ファンになってしまいました。

1943年生まれのロック〈69歳〉の時代に生きているということですが、これからもお元気で熱く活躍してほしいと思いました。

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「君が代」 斉唱の強制について

2013-09-23 11:08:08 | インポート

一昨日の天声人語に、大阪府教委が「式で君が代を斉唱する時、教職員が本当に歌っているかどうか、『目視』で確認せよ」との通知を出したことが、取り上げられていました。その通知を出した教育長は、昨年校長として勤務する高校で職員に目視をさせて物議を醸した人物だったとのこと。その功績で、教育長に抜擢され、期待にこたえてさっそく実行しようと通達を出したのでしょうか。

目視をさせることが、教委が通達として出すほど大切なことなのでしょうか。教職員がそろって君が代を斉唱し、その指導の徹底を図ることが、教委の重要な仕事なのでしょうか。学校の主役である子どもたちが、よりよい教育環境の中で学びの主体として学習やさまざまな教育活動に取り組んでいけるよう、側面から支援・サポートしていくのが教委の取り組むべき第一の仕事なのではと思うのですが……。こういった通達を出すこと自体に、教職員を管理統制し、教職員の主体性や個性、自由な教育環境を阻害し、学びの主体となる子どもたちまで管理統制していくような方向性を感じてしまいます。

君が代に対しては、一つにくくれない個人としてのさまざまな思いがあるのではないかと思います。歌うことが当然と考える人には、なぜ歌わないのか、歌えないのかと考えるゆとりはないのでしょう。愛国心に欠け、協調性も劣る人物というレッテルを貼り、受け入れられない存在として否定してしまいがちなのではないでしょうか。国を愛する気持ちは変わりなくても、同僚との協調性を大切にしていても、個人の思想や良心から歌わない人もいるのだということを理解できないのでしょうか。

一つの価値観や方向性を全体に強要するような考え方は、民主主義の考えを否定するものだと考えます。多様な価値観や考え、全体ではなく一人ひとりの個人としての思想や人権が大切にされる社会が、民主社会なのではないかと思います。未来をつくる主体となる子どもたちの学びの場である学校には、より一層こういった民主的な環境が求められるのではないかと思います。

教師がお互いに目視し合うような学校で、どんな教育が営まれていくのでしょうか。教師にとっても子どもにとっても、最悪の環境の中での学校生活となっていくのではないでしょうか。信頼関係を土台に、子どもは育ち、教師は成長していくものだと思います。

昨日、特定人種への憎しみをあおりたてる「ヘイトスピーチ」に対して抗議する 反ヘイトスピーチのデモが行われました。領土問題や歴史認識の問題から端を発した韓国や中国との対立が背景にあるようですが、スピーチの内容は「殺せ」や「死ね」など過激な文言が含まれており、それに抗議する形でのデモだったようです。

こういった愛国心をあおり、差別的で過激な言動が生まれてくる流れと 君が代強制の動きとどこか連動しているような時代の空気を感じます。

日本人である前に、一人の人間であるということ。世界のどの国の人とも共通するのは、この人間であるという点なのではないかと思います。国や人種の壁を越えて同じ人間であるということを常に前提として考え、一人ひとりの人間としての人権・思想・信条・自由が大切にされる日本の社会であり、世界でありたい と 心から思います。

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静岡県知事の言動について

2013-09-21 12:21:10 | インポート

教職に身を置いたものとして、気になる出来事が2件ありました。

一つは、静岡県知事が 全国学力テストの結果をもとに、平均点以上の成績をあげた小学校の校長名を公表したという出来事です。算数Aの平均点が、全国最下位だったことに腹を立て、当初は県内でも平均点が下位にある学校の校長名を公表する腹積もりだったようですが、成績の良い校長名の公表に切り替えたようです。テストの結果は教師の指導の結果であるという 短絡的な考えが根底にあるように思います。

そもそも学力テストの意義は、現在の子どもの学習状況を客観的に把握し、今後の個別指導や指導に役立てるためのものだったはずです。大切なのは、結果をもとにした これからの学校現場での指導です。その取り組みに水を差すような知事の言動だったのではないかと思います。

結果を相対的に比較すれば、、一位から最下位までの順位付けがされます。必然的に最下位の都道府県が生じます。その結果のみに焦点をあてれば、最下位という悪印象だけが強調されます。しかし、昨年度と比べて 県の平均点は下がっていたのでしょうか。全国的に平均点があがれば、相対的に順位にも何らかの影響が出てきます。個別の学校での平均点は、どうだったのでしょうか。いずれにしても、テストを受けた子どもは年度ごとに異なるわけですから、こういった比較も無意味なのかもしれません。テストの内容そのものも、子どもの学力を客観的に測るのに適切なものだったかどうかという疑問もあります。

果たして、テスト結果だけで子どもの総合的な学力は、判断できるものなのでしょうか。日常の授業の発言内容や課題への取り組みなど、テスト結果で測れないものが学力の中には含まれているものと考えます。同時に子どもは、常に伸びる力・成長する力・無限の可能性をもった存在です。真摯な教師であればあるほど、テスト結果からも新たな指導課題と努力点を見出し、確かな学力をどの子にも身につけさせていきたいと考え、日々の授業の充実に努めているはずです。

今回の公表は、そういった教師たちの努力を軽々しく扱い、結果のみを強要するような、まるで見せしめのような行為だったのではないでしょうか。氏名を公表された校長も含め、静岡県下の校長先生の中には、平均点を上げることを第一の目標と考え テスト結果のみを重視して、テスト対策の学習指導を 職員に求める方も出てくるかもしれません。

公表することで、学校名も分かります。その学校の子どもや保護者・職員は、どんな思いを抱くのでしょうか。また、公表されなかった学校の子どもや保護者・職員は、どうでしょうか。これまでの学校に対する期待や信頼が揺らぐような状況にならないでしょうか。

たかが学力テスト、されどその結果のみに振り回される知事の言動に、大阪市長と重なるものを感じてしまいます。未来に生きて働く学力こそ、本物の学力であり、それはたかが学力テストなどで、推し量れるものではないということに、気づいてほしいものです。

同時に、教育の一番大事な本質は、信頼なのだと思います。子どもが教師を、教師を子どもが、保護者が教師を、教師が保護者を、地域が学校を、学校が地域を、相互に信頼し支え合う中で理想の教育は営まれていくのだと思います。その信頼を否定するような今回の出来事だったように思います。

首長たるもの、もっと多面的に物事をとらえ、教育現場を信頼し、行政の長として側面からしっかりと教育を支えていく器量をもった存在であってほしいものです。

※長くなってしまいましたので、もう一つは次回に書きたいと思います。

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楽天イーグルス マジック9

2013-09-17 23:04:33 | インポート

毎年、かっての同僚たちと楽天イーグルス応援の会をつくり、泊まり込みで仙台まで応援に出かけています。今年は、14日の対オリックス戦を観戦し、応援してきました。ディゲームということで、球場には親子連れを中心に、イーグルスファンがたくさんつめかけていました。天候にも恵まれ、ライブの雰囲気が心地よく、ビールもおいしい 絶好の観戦日和でした。がしかし、結果は1:2の敗戦でした。投手陣は、辛島・蒲田と若手投手が力投し、相手打線を2点に抑えたのですが、打線が不完全燃焼でした。ホームランも見れず心残りのゲームでしたが、同僚たちとはゆっくりと飲み・語り合うことができ、充実したひとときを過ごすことができました。

次の日からも2連戦のオリックス戦が予定されていたのですが、台風のため試合はありませんでした。そして迎えたのが、今日からの対ソフントバンク3連戦です。日本ハムに逆転勝ちの3連勝と勢いのある 3位のソフトバンクとの初戦だったので、序盤に3点を取られた時点で負けゲームになるのかなと思ったのですが、マギーの逆転満塁ホームランもあり見事な逆転勝ちを収めました。2位のロッテが敗れたので、優勝までのマジックは2つ減り、ひと桁の9となりました。

いよいよ初優勝まで 秒読みの段階にさしかかってきたような感じがします。震災後の復興に向けての歩みが、イーグルスの優勝でさらに加速されることを期待したいと思います。夢はいつか叶う、そんな希望と勇気を被災地に与えてくれるのではないかと思います。

明日からの試合がさらに楽しみになります。クライマックスシリーズや日本シリーズにも叶うならば応援に行きたいと思います。優勝の瞬間をこの目で見ることができたら最高ですね。

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