あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

病院で感じたこと

2012-10-28 12:01:40 | インポート

家族の付き添いで、久しぶりに病院に行った時のことです。余りにも長い待ち時間に閉口してしまいました。

K病院では、受付で待たされ、次に外科の窓口で待たされ、すぐに診てくれるという話だったのに待合室で待たされ、診察を受けた後には検査で待たされ、さらにその検査結果をもとにした再診に待たされ、最後に会計で待たされるという半日でした。幸い診察を受ける本人が、安定した体調だったのでよかったのですが、もし体調や症状が最悪だった時には辛い待ち時間になったのではないかと思いました。

人手不足という事情もあるようですが、受付から会計までの一連のシステムに改善の余地があるように思いました。最初の受付では、窓口を担当する者が電話中でその電話が終わるまでは、次の受付ができないという状況でした。受付を待つ人がいることがわかっているのであれば、別の職員がサポートする(事務室の中には人員がいたようですので)などの柔軟な対応ができればいいのにと思いました。少し経ってからサポートする人が出てきたので、受付は何とか終えることができたのですが……。外科の受付窓口には担当者がいなかったので、受付してもらうことさえできない状況でした。少し待たされてから担当者が出てきたのにはあきれてしまいました。じつはこの日は、K病院に来る前にW病院で診察を受け、その先生の紹介でK病院を訪れることになったという事情がありました。紹介状を提示すればすぐに診てくれるという話だったのですが、診察に到るまでにこれだけ待たされるという状況でした。最初の受付の段階で外科に連絡が行き、担当医にも連絡するような流れであれば、診察までにもっとスムーズな対応ができたのではないかと思いました。

待つことが当たり前という前提の中で、病院内のシステムがゆるい状態になっているという印象を受けました。病院の経営方針の中に、患者を大切にしたサービスの向上も掲げられているのに、実際は病院側の都合の方が優先されているのではないかと思いました。

こういう状況が続けば、病院に行って病人が増えてしまうことも考えられます。患者や病人の側に立った、真の病院経営と医療体制、サービスの向上を強く求めたいと思いました。

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霧の中を歩きながら

2012-10-26 09:14:23 | インポート

朝、霧の立ち込めた道を歩いてきました。舗装道路をはずれ、田んぼの畦道を歩いて行くと、濡れた草の水滴が靴に浸みこみ、靴下まで濡れてきました。

上空を低く霧が覆い、通りすぎていく鳥の鳴き声と羽音が聞こえてきます。薄くなった霧の間に、列を組んで飛ぶ白鳥や鴨の姿が見えました。白鳥たちも、先の見えない白い霧の中を飛んでいるからなのでしょうか。南から北からとさまざまな方向から群れをなして飛んできては、迷い鳥のように それぞれがさまざまな方向に飛び去っていきます。

いつもより低空を飛んでいるせいでしょうか、鳴き声も大きく 勢いのある羽音まで 鮮明に耳に響くように聞こえてきます。

幻想的な白い霧、見え隠れする鳥の群れ、にぎやかな鳴き声、力強い羽音、畦道の真ん中を歩きながら、自然の中に包み込まれている自分を感じました。

もし叶うなら、鳥の隊列に加えてもらい、霧の空を飛んでみたいと思いました。下界は、どんなふうに見えるものなのでしょうか。

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プロ野球ドラフト会議の結果を見て

2012-10-25 19:12:56 | インポート

  先に、アメリカ・大リーグへの挑戦を表明した花巻東高校の大谷投手に対して、日本ハム球団がドラフト会議で1位指名することを事前に明言し、実際に指名しました。事前に獲得の意志を発表したのは、本人に動揺がないようにという配慮だったようですが、とても残念に思いました。そんな心遣いができるのなら、夢を追って渡米する決断をした若者の思いを大切に受け止め、温かく見守ってほしかったなあと思いました。

  日本ハムは、他球団に比べチームとして若手選手の育成システムが充実しており、大谷選手もその能力を十分に引き出しプロ選手として活躍できるように育てることができるという確信の思いがあったのかもしれません。また、レンジャーズで活躍するダルビッシュ投手のように、日本のプロ野球界で実績をつくり、それから本人の願いどおりに大リーグへと進んでいくプロセスを想定しているのかもしれません。そして、じっくり時間をかけて交渉すれば、本人や家族も説得できると考えているのではないかと思います。

  しかし、たとえそうであっても、一人の若者が自分の意志で将来を決めたという 決断の重さに比較すれば、やはり軽率な判断だったのではないかと思えるのです。大谷選手は、悩み抜いた上で、自分で自分の未来を決断したのだと思います。未来は自分の手で切り開く 開拓者精神ともいえるその心意気と、夢にかける 純粋で若々しい決断力。その思いをまっすぐに受け止め、先輩の野球人として 前途を温かく見守り 応援することこそ、求められる大人としての対応だったのではないかと思うのです。

  今後は、来年の3月までの指名権を獲得した日本ハムが、大谷選手と粘り強く交渉を続け入団を説得することになることと思います。その中で、彼はどんな判断をすることになるのでしょうか。

  渡米した大谷選手を通して、私も一緒になって夢をみたいと思っていたのですが……私の夢が叶うかどうかは、来年の3月まで待たなければならないようです。

 

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大谷投手の決断

2012-10-23 10:25:07 | インポート

プロ野球新人ドラフト会議の目玉選手の一人:花巻東高校の大谷投手が、メジャー挑戦を決断し、その思いを表明しました。家族や監督が反対する声を耳にしながらも、海外で自分の夢を果たす道を選択しました。来年にはメジャー球団に所属し、世界中から集まる野球人の中で切磋琢磨しながら、自らの力と技術を磨いていくことになるのでしょう。

大リーグでの活躍の夢は、高校入学時から持ち続けていたとのこと。家族も、言葉や環境の異なるアメリカでの生活に不安を抱きながらも、その熱い思いを理解し、応援することになったとのことでした。まだ高校生の本人にとっても家族にとっても大きな決断だったと思います。

夢に向かって、自らの意志で一歩を踏み出した大谷選手。その決断に春風のようなすがすがしさを感じました。暗いニュースや出来事が多い中だからこそ、さわやかな印象を受けるのかもしれません。

夢は、それぞれの心の内にさまざまな形であり続けているのではないかと思います。私にも、今だ果たすことのできないささやかな夢があります。ただ、夢を持つことはできてもそれに向かう意志や努力が弱いために、踏み出そうする一歩に力不足を感じています。若い大谷選手の決断は、そんな自分を後押しするようなインパクトがありました。

夢を追い求めながら歩む大谷選手。その努力とこれからの活躍を見守りながら、私自身も新たな一歩を踏み出していきたいと思いました。

年齢に関係なく、誰にでも夢に向かうステージは用意されています。本ものの若さとも言える そこに立とうとする意志を 強く持ち続けることができたらと 思います。

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通りすぎる秋

2012-10-20 21:19:10 | インポート

夕方に、我が家の上空を翔けぬけていく野鳥の群れを見かけるようになりました。白鳥も雁も鴨も見事な隊形をつくりながら、時には鳴き声を残し、整然と通りすぎていきます。稲を刈り終えた田で餌を食し、ねぐらとなる沼や川に帰る途中なのでしょう。中には渡りの途中にある群れもいるのかもしれません。この時期にはいつも見慣れた光景なのに、鳥たちをこの上なく愛しく感じてしまいます。

柿の実も赤く色づき始めました。キウイも収穫の時期を迎えています。トマトやナスは今でも花が咲き実をつけていますが、そろそろ収穫の時期が終わろうとしています。庭のあちこちでは、セイタカアワダチソウが今が盛りと鮮やかな黄色の花を咲かせています。ヒガンバナは、燃えるような真紅が少しずつ色あせてきました。

畑でタマネギの苗を植えていると、手にトンボがとまりにきました。朝晩の寒さが虫たちにとっても身にこたえる季節になったのでしょうか。手の温もりに安心したように羽を休めていました。軽くて重い 命を 感じました。

先週の日曜日は、栗駒山に足をのばし、須川温泉の山道を歩いてきました。秋一色の山の紅葉を味わいながら、身も心も秋色に染まったような感じがしました。

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風も 空も 一段と秋の装いを感じさせるこのごろです。

過ぎていく秋を いとおしみながら 味わっていきたいものです。

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