あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

アニメ「君の名は」 を見て

2016-09-23 21:40:06 | 日記
感動しました。

一途に相手を慕う思いに心が洗われます。
お薦め映画の一つになりました。

愛することは、相手を心から大切に思い、気遣い、守ろうと行動すること。
単純なメッセージがズンと心に響くアニメでした。

都会と田舎で暮らす高校生の男女が、入れ替わってそれぞれの異なる世界を体感します。
都会にはないもの、田舎にはないもの。男女の違いによる感覚のズレ。
その違和感が新鮮な感動を 主人公二人の心に呼び起こします。

そして その違和感を受け入れ、お互いに相手の良さや魅力を理解し合う中で、
相手が自分にとって かけがえのない大切な存在となっていきます。

彗星の衝突事故によって亡くなった女性の運命を 死から生に変えることができたのは、
二人の一途な愛の力によるものであったのでしょう。
お互いにとって 相手がどんなに大切でかけがえのない存在であったのか、
奇跡のようなエンディングの出会いが、大きな感動を与えてくれます。

歌手の由紀さおりさんが、先日の講演会で話されたたことを思い出しました。

由紀さんは、文明の利器による想像力の欠如を嘆いていました。
テレビは、画像を通してこれでもかと言うぐらい詳しく説明することで、人間の想像力を奪い、
携帯電話の普及によって、相手との直接的な会話がいつでも可能となり、待つことで相手を想い
気遣い あれこれ想像する心の豊かささえ奪ってしまっているのでは…と。
想像力があるからこそ、相手を想い・気遣うことができる。
だからこそ、人は人を心から愛することができるのではないかと 熱く語っていました。

人と人との関わりの中で大切なのも 想像力なのかもしれません。
見えるもの以上に 見えないものを想像し 気遣い 相手の心によりそうことで 
見えてくるものこそ 人間関係の大切な土台になるものなのかもしれません。

それは、君の名を言えなくても 思い出せなくても 感じることのできる
人間としての 忘れてはいけない 尊い感覚なのかもしれません。

見終わった後の心温まる感動を 大事に持ち続けていきたいと思いました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする