あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

今年一番の出来事

2022-12-31 20:42:33 | 日記
 私にとっての今年一番の出来事は、地元栗原に「栗原ともに学び合う会」という新た
な学びの場をつくることができたことです。
 5月21日に、夜間中学の記録映画「こんばんはⅡ」の上映会を開き、映画を通して
学ぶことの意味や大切さを感じ取ってくださった方々がスタッフとして加わり、学びの
支援活動を6月からスタートさせることができました。
 学び手としての参加者は、まだ1名(新型コロナの感染が落ち着いたら参加したいとい
う方がもう1名います)ですが、国語・算数を中心とした学び合いに意欲的に取り組んで
いただいています。月2回の学び合いには休まずに参加するその真摯な取り組みに、きち
んと応えることができるよう、本人の希望を伺いながら教材を用意し、少しでも学ぶ楽し
さや喜びを感じる学び合いの場となるよう努めているところです。
 また、学び合いの場に担当者以外のスタッフにも参加してもらい、その中で教材に対す
る感想や意見を話してもらいながら、学び手の方にも多様な見方や考え方を知っていただ
く機会を設けるようにしています。そうすることで、スタッフにとっても相互に学び合う
貴重な機会となり、自分が担当だったらどんな教材を用意し、どんな流れで学び合いを進
めていくか、支援の方法について具体的に考える場となっているような印象があります。
こうした積み重ねが、必ずや新たな学び手の方を受け入れるために必要な支援者としての
力を育む土台になっていくのではないかと感じています。
 新しい年に合わせ、来年は新たな取り組みを進めていきたいと考えています。
 これまで2コマ(50分×2コマ)で取り組んできた学び合いを、4コマ(30分×4コマ)とし、4名
のスタッフで担当する形にしていく予定です。学ぶ教科についても国語・算数に限定せず、
担当スタッフの得意分野を生かした内容で学び合いを進めることにしています。どんな教材
をどう展開するか、担当者に一任する方向で取り組んでいきたいと思っています。
 ただ、学び合いがスタッフの側の一方的な展開とならないように、学び手の受け止め方や
意見にもていねいに目と耳を傾け、スタッフ全体会でもその取り組みを振り返り検討する場
を設けていきたいと考えています。
 学び手を主役としながら、スタッフ相互に主体となり、学ぶことの意味や大切さを分かち
合うことのできる理想の学びの場に、一歩でも近づけていけたらと思っています。
  
  考える楽しさ 分かる喜び
     学ぶことで 世界は広がる
        学びの旅へ 一緒に出掛けませんか


 「栗原ともに学び合う会」が呼びかける キャッチフレーズでもあります。

 一人でも多くの学び手に仲間に加わっていただき、スタッフと一緒に新たな学びの旅に出か
ける2023年にしたいと思っています。
 

 

コメント
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