最近 天気のよい穏やかな朝や夕方に、小鳥のさえずりが聞こえてきます。私の書斎にしている部屋の一画からにぎやかな声や動いている物音が聞こえて来るのです。
どうやら 外の通気口に住みついた小鳥のようです。体の小さなスズメの親子なのではないかと思います。一つのさえずりに応えるようにかわいいさえずりが聞こえ、まるで親子で語り合っているような感じがします。餌でも運んで来た時の会話なのでしょうか。
でも、不思議と夜になると声は聞こえず、かすかに動いている気配がするだけです。間借りしている身の上なので、遠慮しながら住みついているのかなと思ったりしているのですが、声が聞こえないと元気でいるのかどうか気になったりしてしまいます。家の北側に面した通気口なので、日も十分にあたらず、このごろの寒さは身にこたえるだろうなあと心配になります。無事に育ってくれることを祈ります。
家主としては、小鳥たちに永住権を保証したいと考えているのですが、どう伝えていいやら迷うところです。今は、そっと耳をすますことで、見守っていけたらと思っています。
命あるものの 命の温もりを感じ うれしく思う このごろです。