あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

久しぶりの大雪

2013-01-15 21:48:39 | インポート

14日は、関東、甲信、東北、北海道と かなりの大雪となり、転倒やスリップ事故でたくさんの人が負傷し(亡くなった方もいるようです)、交通網にも大きな影響が出たようです。また、成人式が予定されていたところでは、参加した成人たちも、運営する担当の方も、何かと大変な苦労があったのではないかと思います。雪害については最小限の被害ですんでくれるといいのですが…。今後は、穏やかな冬晴れが続くことを祈りたいと思います。

「まだもののかたちに雪の降り積もりをり」

天声人語に紹介されていた、俳人:片山由美子さんの句です。「まだ」「降り積もるをり」とありますから、雪は現在進行形で降り続いているのでしょう。やがては、もののかたちさえ、見えなくなるほど降り積もるのかもしれません。

昨日の夕方、クウタにえさをあげた後、水をあげようと思って容器を探しました。それほど高さのない容器でしたので、雪に埋もれてどこにあるのか分かりません。犬小屋の出入り口付近を手で探りながら、見つけることができました。

娘たちが小さい頃、岩手県の夏油スキー場に出かけ、そこで車のキーを失くした時のことを思い出しました。一番下の娘を私のスキーの板に乗せ、抱えながらすべり降りて来る途中で、転んでしまい、その時にキーを落としてしまったのです。キーは、背負ったリュックの中に入れておいたのですが、途中でおやつ休憩した時に、リュックのチャックを閉め忘れたまま降り、転んだ時の勢いで、中に入れたキーが飛び出してしまったようです。そのことに気付いたのは、レストハウスに着いてからでした。妻にキーがないことを告げ、私はあわててゲレンデに戻りました。記憶をたぐりよせながら、転んだのはあのへんだろうと思う場所に向かいました。もう夕方でしたので、すれ違うスキー客はいなくなり、大粒の雪だけが降り続いていました。落としたキーは、どんどん雪の下に埋もれてしまうぞと、あせりました。転んだ場所は、幅のあるゲレンデでしたが、その真ん中付近で傾斜がゆるやかに変わるところでした。そして距離は離れていましたが、その右側に印象的な形をした立木があったように記憶していました。見覚えのあるその木をやっと見つけ、そこから真横にゲレンデを進み、中央付近で少しくぼんだ箇所を見つけました。ここが転んだ場所だと思い、周囲の雪を手さぐりしながら掘ってみました。その途中で、指先にキーの感触がありました。急いで取り出してみると、まさしく探し求めているキーだったのです。もう、飛び上がらんばかりの喜びでいっぱいでした。

今思い出しても、忘れることのできない 冬の日の なつかしくもあり、ハラハラドキドキの思い出です。

雪が降っても、ものの形が分かるぐらいの量であると何かと助かるように思います。雪遊びをしたいと思っている子どもたちには申し訳ないのですが……。校庭や公園にだけ集中的に、たっぷり雪遊びのできる分の雪が積もってくれれば申し分ないのですが……。

コメント
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