あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

絵本 『光の旅 かげの旅』

2013-01-29 23:08:03 | インポート

以前、新聞の書評欄を読み、手にとって読んでみたいと思った絵本がありました。アン・ジョナスという人の書いた 『光の旅 かげの旅』という 本です。子どもたちが あっと驚く 絵本ということでしたが、私自身も 驚いた絵本でした。ストーリー的には、明け方に自分の家を出て 大きな町まで行き、夜にもどってくるという 単純なものなのですが、帰り道は 本の上下を逆にして 読み進めていくようになっているのです。しかも、色は白と黒のみの 文字通り 光とかげで表現され、行く時に見えていた風景と 帰りの時に見える風景が 上下が逆になるだけで 全く異なった風景になっていることに 驚かされるのです。 目で見る不思議な絵本であり、その意外性に感動的な驚きを感じてしまいます。子どもたちも、本を上下を変えるだけで、見える世界がちがってしまうのですから、驚いてしまうわけです。妻が、担任している子どもたちに この絵本を読み聞かせた時にも、同様な反応があったとのこと。それだけインパクトのある絵本だったようです。

それにしても、作者はどんなふうに絵本をつくっていったのでしょうか。ストーリーを最初に考え、それに合わせて 上下違和感のない場面を描いていったのでしょうか。その表現力に大きな魅力を感じます。他にどんな絵本があるのか、興味のあるところです。

立体絵本やしかけ絵本など、目で楽しみながら読む絵本もいいですね。想像力を視覚的に広げてくれるような気がします。

絵本の読み聞かせも、絵と言葉を通して 想像力を豊かに広げてくれます。

同時に、朗読だけで 想像力を広げていく 世界も、大切にしたいですね。言葉を通して、聞き手の心の中に物語の世界を目に見えるように再現していく営み。言葉に対する感性をとても豊かに広げてくれるような気がします。

※追伸  

かけ算について書いたブログに、コメントが寄せられています。次回のブログにその回答を書きたい思っています。

コメント
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