杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

屍人荘の殺人

2020年08月15日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2019年12月13日公開 120分 G

ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲(神木隆之介)は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介(中村倫也)に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子(浜辺美波)は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。

 

今村昌弘による同名ミステリー小説の映画化です。

予期せぬ異常事態が発生して外界から遮断されたペンションで次々起こる事件を解決するのは、ホームズじゃなくてワトソンというのが肝であり、そもそもウィルスによるゾンビ化という設定自体ありえね~~ 原作小説には書かれているのかもですが、誰が何故そんなテロ行為をしたかについては全く触れられていないしなぁ

ゾンビによって行われた惨殺死体の体を装ったペンション内部の人間による殺人なわけですが、明智が口にしたように、最初から犯人は示唆されているんですね それにしても早々に明智が姿を消すとは意外でしたが このまま退場かい!と思わせて事件解決後に再登場するのに、あっさりまた退場・・・主役級の筈なのになんだろ?この軽い扱いは とはいえインパクトはありましたが

そもそもが、一年前に夏合宿に参加した女子学生の行方不明事件が発端だということはバレバレです。行方不明なんじゃなくって、大学を去っていたというのも何だか肩透かしでした。その原因も、OBの行動を見ていたら察しがつくようになってるしなぁ

密室トリックを譲君があっさり解いてしまうのはミステリー小説オタクの設定だから当然とも言え、参加した同好会のメンバーや別荘の管理人の様子もわざとらしい怪しさがプンプンしてるし・・・本格的な謎解き映画ではないのはよくわかります。

要は比留子に振り回される譲の様子や、二人のやりとりを楽しむ作品なんですね

他の登場人物は以下の通り    

  • 進藤歩(葉山奨之):部長
  • 星川麗花(福本莉子):進藤の恋人
  • 名張純江(佐久間由衣)
  • 高木凛(ふせえり)
  • 静原美冬(山田杏奈)
  • 下松孝子(大関れいか)
  • 重元充(矢本悠馬)
  • 七宮兼光(柄本時生) :「紫湛荘」のオーナーの息子
  • 立浪波流也:(古川雄輝):七宮の友人
  • 出目飛雄(塚地武雄)七宮の友人
  • 管野唯人:(池田鉄洋):管理人
  • 学食のおばちゃん(池谷のぶえ)

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