アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2013-12-09 22:01:10 | 絵本
「祈りのちから」(7分)
寮美千子:企画・文
長崎出版:発行
2013.11第1刷(1600円)

この絵本は、約五百年前から東大寺に伝わる『東大寺大仏縁起絵巻』の後半(3巻のうち、中巻の後半と下巻)を絵本にしたものです。
絵巻の絵の一部をそのまま使い、詞書と資料に基づいて、わかりやすい文をつけました。
物語の前半は『生まれかわり東大寺大仏縁起絵巻より』として、すでに出版されています。
大仏様を造ることは、お釈迦様が霊鷲山で説法をしたときから決まっていた、という壮大な物語で、神や仏の力を得て、大仏が鋳あがるところまでが描かれています。

後半の『祈りのちから 東大寺大仏縁起絵巻より』は、鋳あがった大仏に塗金するための金を探すところから始まります。
ここでも神さまや仏さま、雷さまや仙人、五百羅漢の力を得て、大仏と大仏殿が完成、開眼供養会が盛大に営まれます。
祭りのように楽しげに丸太を運ぶ景色や、羅漢さんと力を合わせて働くところなどは、見ているだけで楽しくなるほど、いきいきと描かれています。
助けてくれる神仏の姿も迫力です。
(あとがき解説文より)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿