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アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2017-08-25 22:04:00 | 絵本
「うみべのまちで」(4分)
ジョアン・シュウォーツ:文
シドニー・スミス:絵
いわじょうよしひと:訳
BL出版:発行
2017.7第1刷(1600円)

19世紀の終わりから20世紀のはじめころ、ケープ・ブレトン島や世界のどこかの炭鉱の町に育ち、そこで働いた少年たちがいます。
9歳や10歳という年齢で働きに出ることもめずらしくありませんでした。
少年たちは、まっくらな炭鉱で長時間にわたり、働き続けたのです。
それから数十年たっても、それらの町の人々は炭鉱をたよりに生きていました。
この本は1950年代のお話ですが、そのころでさえ、この島の少年たちは高校生くらいになると、祖父や父たちのように炭鉱で働く自分の将来を受け入れていました。
このおはなしは、そんな炭鉱の町のとおい日の思い出です。
(作者あとがきより)