アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2015-06-14 21:53:43 | 絵本
「かなしいすな売り」(5分)
レヴェイエ:作
R・サバティエ:絵
なだいなだ:訳
文化出版局:発行
1981.12第1刷(800円)

子どもたちは、眠くなってくると、目をこすりますね。
目がしぶくなるからです。
なにか、目とまぶたのあいだに、砂でも入ったような感じですね。
ヨーロッパの国々では、子どもたちがこうして目をこすりはじめると、大人たちは、「ほら、砂男(あるいは砂売り)が通ったよ。
子どもの目に、砂をまいて行ったよ」と言います。
あの眠い時の目の中のざらざらが、砂でも入った感じに似ているからでしょう。
そうしたことから、ヨーロッパには、たくさんの砂男の民話が残されていますが、民話以外にも、たくさんの作家が、子ども時代を思い出しては、童話を書いてきました。
(訳者のことばより)