ひでくんの絵
幼稚園から中学校まで、ひでくんは娘の同級生だった。
ひでくんは自閉症だ。
人から面白おかしく扱われたり、密かにいじめられたり、付き添ってきたお母さんの大変さは並大抵のものではなかった。
中学になったら1人で登下校ができるようにと、ひでくんに道を教え、何かあった時にはよろしくと、道中のお店の人たちにも声をかけていた。
そこまでしたのに、ひでくんは結局いじめのため混乱して1人で登校できなくなった。
その時のお母さんの落胆ぶりは、昨日のことのように覚えている。
中学卒業後、進路をどうするか迷った末、お母さんが選んだのは遠くてもひでくんに合った場所だ。
その縁で絵画教室にも巡り会え、良い師にも出会えたようだ。
いつもアクティブに活動されるお母さん。
辛い時も悲しい時も、ヘコたれそうな日々もあっただろうに、元気の素はやはり、ひでくんなのだろう。
ひでくんの絵は、私には理解が難しい。
でもシンプルな美しさがある。
そこに何があるかは見る人のイメージだろう。
優しさと強さと、そして他には?
3回目の個展開催を心待ちにしている。
幼稚園から中学校まで、ひでくんは娘の同級生だった。
ひでくんは自閉症だ。
人から面白おかしく扱われたり、密かにいじめられたり、付き添ってきたお母さんの大変さは並大抵のものではなかった。
中学になったら1人で登下校ができるようにと、ひでくんに道を教え、何かあった時にはよろしくと、道中のお店の人たちにも声をかけていた。
そこまでしたのに、ひでくんは結局いじめのため混乱して1人で登校できなくなった。
その時のお母さんの落胆ぶりは、昨日のことのように覚えている。
中学卒業後、進路をどうするか迷った末、お母さんが選んだのは遠くてもひでくんに合った場所だ。
その縁で絵画教室にも巡り会え、良い師にも出会えたようだ。
いつもアクティブに活動されるお母さん。
辛い時も悲しい時も、ヘコたれそうな日々もあっただろうに、元気の素はやはり、ひでくんなのだろう。
ひでくんの絵は、私には理解が難しい。
でもシンプルな美しさがある。
そこに何があるかは見る人のイメージだろう。
優しさと強さと、そして他には?
3回目の個展開催を心待ちにしている。