アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2012-08-06 09:46:22 | 絵本
「あそぼうよったら おやゆびさん」(3分半)
ジャン・マーク:文
ニコラ・ベイリー:絵
今江祥智・遠藤育枝:訳
BL出版:発行
1999.2第1刷(1000円)

ねこにとっては ほんのお遊びのつもり、「ごっこ」のつもりでも、相手の小さな人形にしてみれば、大変な「恐怖」です。
立場によってお互いの関わり合いがこんなにかわるもの・・・といったところを、ジャン・マークさんは ねこの立場からかろやかに書き、それを受けて、ねこを描かせれば天下一品のニコラ・ベイリーさんが、人形の立場、人形の目から見たねこ・・・といったところを細やかに描いています。
練達でシニカルなマークさん流になら、『いじめてあげる』というタイトルにしたかったのですが、ベイリーさんのレタリングとデザインをこわさないために、原題どおりにすることにしました。
そのあたりを おふくみのうえ お読みいただくと、リズムのノリも違ってくるかもしれません。
(訳者紹介文より)