「のはらの花にも」(2分半)
松谷みよ子:作
いしいつとむ:絵
にっけん教育出版社:発行
2009.3初版第1刷(1300円)
まだ20代の頃、私は結核になって療養所に入っていました。結核という病気は、安静が第一なのです。でも一日中ベッドに寝ているわけにいきません。午後三時ごろから散歩にでかけます。
そのころ、野原を歩きながら、花を摘み、植物図鑑を広げるようになりました。驚いたのは、どんな小さな、私たちから言えば雑草としか思えないような花にも、ちゃんと名前がついていることでした。
一つ一つ、摘んでは図鑑で名前を確かめ、新しい出会いが生まれました。
どうかこの本を読んでくださった読者の方も、道ばたの花を摘んで、あーこんな小さな花にも、名前があるんだなと、その出会いを楽しんでください。
(作者あとがきより)
松谷みよ子:作
いしいつとむ:絵
にっけん教育出版社:発行
2009.3初版第1刷(1300円)
まだ20代の頃、私は結核になって療養所に入っていました。結核という病気は、安静が第一なのです。でも一日中ベッドに寝ているわけにいきません。午後三時ごろから散歩にでかけます。
そのころ、野原を歩きながら、花を摘み、植物図鑑を広げるようになりました。驚いたのは、どんな小さな、私たちから言えば雑草としか思えないような花にも、ちゃんと名前がついていることでした。
一つ一つ、摘んでは図鑑で名前を確かめ、新しい出会いが生まれました。
どうかこの本を読んでくださった読者の方も、道ばたの花を摘んで、あーこんな小さな花にも、名前があるんだなと、その出会いを楽しんでください。
(作者あとがきより)