アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2008-04-20 21:32:25 | 絵本
「かたあしだちょうのエルフ」(8分)
おのきがく:作・絵
ポプラ社:発行
昭和45年9月第1刷
昭和61年5月第57刷(750円)

その時、私の眼はある地理書の、黒っぽい写真にそそがれていました。
アフリカの草原、中央に孤立したバオバブの大樹と雲だけの単調な風景でした。
と、急に頭の中で小型映写機がチカチカまわりはじめたのです。
一匹のだちょうがいろいろなことをしています。
大きな樹のシルエットが繰り返し繰り返し出てきます。
断片的にさまざまな獣たちが吠えたり、あらわれるとみるやあとずさりして消えます。そうです、映写機は逆回転しているのです。
私はあっけにとられ、時をわすれていました。
瞬間、エルフの絵本はできたようでした。
(作者あとがきより)

この絵本は名作だ。
読み語るときには、大型絵本が出ているので、そちらを使用した方がいいかもしれない。
(写真は「LEX TOURS」さんのHPに掲載されているものです。)