Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

ボルドー美術館の贅沢

2016-04-06 06:26:08 | フランス
美術館での贅沢は
知っている作家の、知っている作品の本物を見られる時。

もうひとつの贅沢は
並びもせずに、背伸びもせずに、人の動きに合わせもせずに
自分の時間、自分の距離で鑑賞ができる時。

加えてもうひとつ言うならば
ワシントンDCのスミソニアン美術館・博物館群のように
いつ行こうが、何回行こうが入館無料の時。

先日のボルドー美術館は、最初の2つを完璧に備えていました。
元々は大司教の宮殿だった建物の庭園をはさんで
こちらとあちらに二つの建物があります。

中で繋がってはいませんから
こちらの建物の展示から、あちらの建物の展示に行くには
美しい中庭を歩きます。


ルネッサンスのイタリアから
20世紀のヨーロッパまでの絵画や彫刻の中には
中学、高校の美術の教科書にまで出てくるような
著名な画家の作品もたくさんあります。

セザンヌ、ゴッホ、マティス、ピカソ、、、、、


それを人けのない部屋でかなり至近距離まで近づいて見ることができるのです。
いいんでしょうか、とビクビクしてしまうぐらい(笑)。
写真を撮るのも自由です。

閑散とした部屋をひとつずつ歩きながら思いました。


キリストは血を流し
聖母マリアは幼な子を抱き
セバスチャンはイレーネの胸に抱きかかえられ
ゴリアテの生首をダビデがつかみ

かと思えば

ゼウスがいて、ポセイドンがいてアフロディテがいます。

いかに聖書とギリシャ神話の場面の多いことでしょうか。
西洋の文化がまさにこの二つの上にあることが
素人ながらに見て取れます。

けれども、この美術館ならではの興味深い作品といえば
やはり地元のボルドーの画家が18世紀ボルドーの風景を描いたものでしょう。

この大きな絵はとりわけ面白く


近づいてみれば


もっと近づいてみれば、いろいろな人たちがいて
この時代の階層社会がわかります。


けれども、建物は21世紀の今とまったく変わりがありません。


ところでこの贅沢な美術館、「Musee des Beaux-arts(ボルドー美術館)」ですが
入り口のドアノブがまた、、、、、、、、


どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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