Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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ラロトンガ島縦断トレッキング~第三部 山頂から向こう側への下り道

2013-08-13 21:27:01 | ラロトンガ
登ったならば下らねばいけないのが世の常です。
おおかたの場合は
壮大な眺めの中にずっとそのまま留まるなんてわけには行きません。

私たちもまた、下りはじめます。
けれども同じ道ではなく
今度は山の向こう側へと続く道を。
だってクロス・アイランド・トレッキングなんですから。

羊歯の林を分け入って


野生の豚さんや


野生の蘭に出逢い


埋まってしまいそうな平地を過ぎて


つるつる滑る石づたいに
おそるおそると川を渡ります。
みんな二度や三度はつるりと滑って
スニーカーを水浸しにします。
でもいいんです。
すぐに乾きますから(笑)。


ようく見てください。
一番前の青年が運んでいるのは
前にひとつ 後ろにふたつ
お仲間の女性陣の荷物です。
見るに見かねたのでしょうか。
自分から言い出して
カバン持ちをしてくれました。


名ガイドのパーはこんな時
仔羊たちの先頭を歩いていたかと思えば
迷える仔羊たちが置いてきぼりにならないようにと
羊飼いのように一番後ろを歩きます。

そうして
少しばかり足元が乾いてきたかな、
という頃に
山道を下りきったところで
私たちを出迎えてくれるのがこんな看板です。
ちょっとした感激です。


「Cross-Island Track
Papua Road End」

(クロス・アイランド・トラック
 パプア・ロードの終点)

そしてさらなる感激は
空腹の私たちを待っていてくれた
サンドイッチとペットボトルのお水です。


サンドイッチはツナサンドと
ベジタリアン用の野菜サンド。


ところがここでちょっとしたアクシデントが、、、、、

仲間たちのうちの何名かが待っても待っても
ちっとも戻って来ないのです。
パーも戻ってきません。

パーが一緒なら
まさか道に迷ったりはしていないはずと思いながらも
サンドイッチ組はなんだか心配でなりません。

いちはやく食べ終わった青年が二人
荷物を私たちに預けて
出口から再び山道を登りはじめました。
捜索に行くと言うのです。

それから待つこと1時間
パーが年配のドイツ人女性を背負って
その家族たちと一緒に姿を現しました。

さきほどすっ飛んで行った捜索隊の青年たちが
みんなの荷物を持っています。

聞くところによれば
背負われていた女性は
下り道の途中で息苦しくなり
しゃがみこんだまま
動けなくなってしまったというのです。

そんなアクシデントはありながらも
なんとかみな無事に下り着き
迎えのマイクロバスに乗ってからは
くだんの女性も回復し
それぞれの居場所へと送り届けられました。

さて
次回、ラロトンガ島縦断トレッキング最終回は
山の神様のお使いのような
パーについてのスペシャルストーリーでございます。

どうぞお楽しみに。

ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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