Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

頑張れ、団塊ボーイズ!

2013-07-21 12:28:26 | 映画


そういえば、一頃
いたるところで使われていた「団塊」という言葉
最近ではとみに見かけなくなりました。
団塊世代の人たちが
もっと大人になってしまったからでしょうか。

などと思っていたら
先日、太平洋を渡る飛行機の中で
ばったりと出会いましたよ。

2007年の「Wild Hogs」というアメリカ映画です。
そのまま訳せば「野生の豚たち」とでもなるのでしょうが
「団塊ボーイズ」という粋な題名になっていました。

機内のプログラムによれば

「さえない中年男4人組がバイクでアメリカ横断の旅に出るロードムービー」

として、コメディーのジャンルに入っています。

ちょっとばかし人生に行き詰った
職業も暮らしぶりも違う学生時代の仲間たちが
アメリカ大陸のこちら側からあちら側までを
バイクを連ねて走ります。

途中でガス欠になって
やっと見つけたガソリンスタンドは「休業」で
「助かった!」の喜びも水の泡。

サソリとコンドルの襲撃をかわしつつ
灼熱の砂漠をバイク押し押し歩きながら
「サボテンの複数形は単数形と同じだ!」などと呟いて
あげく、脱水症状でダウンしたりするんですから
確かにコメディーかもしれません。

けれども、
この情けない男たち
実はとっても可愛くて
最高にかっこいい場面だって見せてくれるのです。

そもそもが
「保守的な人生はつまらない!」
「若かりし頃の自分に戻りたい!」
という思いから、バイクを駆っての旅に出た連中です。

出るところに出れば
やたらハイになって
たった4人の「団塊ボーイズ」が
40人の若い悪党共に向かっていったりもするのです。

いきがって時計も携帯電話も捨て去って
途中多々難関はあろうとも
4人で結局、カリフォルニアまで3200キロを走り通してしまうんですから、
この映画、コメディーどころじゃありません。

なんだか年をとることが愛おしくなるような
優しさの中にいつまでも浸っていたいような
そんな映画です。

公開された時は気づかなかったのに
後からこんな風に素敵な映画に出会えることがあります。
団塊の人たちでなくたって
「団塊ボーイズ」お勧めです。

ちなみに、アメリカ大陸横断バイク旅の言いだっしぺを演じるのは
なんと、ジョン・トラボルタです!
彼がまた、中年男のいい味を出しているんです。

頑張れ、日本の団塊ボーイズ!
Boys, be ambitious!


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