Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

虹に向かって飛ぶ~堀越千秋さん

2016-12-26 08:16:15 | びっくり!
振り返ってみれば
今年もまた、ずいぶんと飛行機に縁のある生活となりました。

残りわずかになった手帳のページを戻ってみれば
前半だけでもこんな移動暮らしです。

1月はシアトルとアリゾナに
2月はシアトルとワシントンDCに
3月はロンドンと南仏に
4月はまたシアトルに戻り
5月、6月は東京で暮らし
7月1日にまたシアトルに飛びました。

あと5日後に届くはずの年賀状にはこんな言葉を添えました。

「落ち着かない暮らしですが、これもまた私たち夫婦が元気でいられるからこその『恵み』と思っています。」

たまに「いいですねえ」などと言われることもありますが
本音を言えば疲れます。
若い時なら上手に適応しながら楽しめることも
今ではもう、移動の前も、移動中も、移動の後も疲れます。

今日もまた骨折の左手をかばいながら
もたもたと荷造りを進めています。
明日早朝の便でシアトルに飛ばねばなりません。

着いた翌朝の8時にはドクター・カールトンに会います。
私たちの主治医です。
このかわいそうな左腕を何とか助けてもらわなくてはなりません。

ところで、メイおばさん、
全日空が飛んでいるところならば、まず全日空に乗ります。
(明朝はアラスカ航空ですが)
そして、機内でまず手に取るものは「翼の王国」です。

きちんと作られたなかなか読み応えのある機内誌です。
表紙の絵がまたとてもいいのです。

「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていますが
けっこうずしりと重いものですから
いつも心を残しながらも座席のポケットに置いてきました。

それが、なぜか今月号は「お持ち帰り」したのです。


羽を広げてそれぞれの方角に飛んでいく鳥たちが
あまりにのびのびと、あまりに美しかったからでしょうか。


それとも、もしかしたら心の奥底に
そうした鳥たちに憧れる気持ちがあったのでしょうか。
あるいは、移動暮らしの我が身を重ねていたのでしょうか(笑)。

そんな機内誌のページを繰っていたら
小さな字で書かれた追悼文に出会ってしまいました。

「2007年4月号より10年間、述べ117号にわたって『翼の王国』の表紙画を描いていただきました画家の堀越千秋さんは、2016年10月31日、第二の故郷であるスペイン・マドリードにて逝去されました。今号の表紙は描きあげられたものの、『表紙の画家からのメッセージ』の原稿を書き上げられる前に体調を崩され、そのまま帰らぬ人になられました。

今号が堀越千秋さんによる最後の表紙作品となります。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

                  『翼の王国』編集部 」

最後の作品が、虹を背景に飛ぶ鳥たちだなんて、、、、、、
しかもそのうちの一羽は、明らかに虹に向かって飛んでいるのです。

ほぼ片手パッキング
ようやくここまで来ました。
ホッ。



読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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12月25日:料理を作れることは恵み
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